政治 日本に襲い掛かる韓国の新羅外交 12年度末から13年度初めにかけて日中韓朝のリーダーが一新し、それにあわせるかのように極東情勢もまた根本から変革を遂げ始めた。以来、一年余。どうやら「日韓VS中朝」というそれまでの冷戦フレームは完全に崩壊したらしい。 とりわけ、「中国が北朝鮮を見放した」ことと、「アメリカが韓国を見放した」ことが、この地殻変動の主因になっている。つまり、南北共に宗主国から見捨てられたわけだ(ちなみに、アメリカの属国である日本も、決して彼らを笑える立場ではない)。この二つの国が冷戦と同時に誕生した経緯を思うと、ヨーロッパに四半世紀も遅れたとはいえ、どうやら極東でも冷戦の終焉が近づいたようで、少しは感慨深いものがある。 今や利害が恐ろしいまでに一致する中韓 さて、情勢の変化を受けて、近年、急速に結びつきを強めたのが中韓である。西側の軍事機密を中国に漏らすくらいだから、