ジンバブエの首都ハラレの国際空港に掲示された「ボンドノート」を説明するポスター(2016年11月27日撮影)。(c)AFP/Zinyange AUNTONY 【11月28日 AFP】(写真追加)ジンバブエ政府は28日、ハイパーインフレーションの再来に対する懸念が広まる中、深刻な現金不足を緩和するため、米ドルと等価の自国版紙幣「ボンドノート」の発行を開始した。 アフリカ南部のジンバブエでは、インフレ率が5000億%に達してジンバブエ・ドルを放棄した2009年以降、米ドルを含む複数の外国通貨が使われてきた。 しかし1年前、小額貨幣の不足を緩和するために「ボンドコイン」を発行。今回はこれに続き2ドルと5ドルのボンドノート紙幣が導入された。 国内ではこのところ米ドル紙幣不足が深刻で、ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領は、現地で「代理紙幣」と呼ばれる代替紙幣を印刷せざるを得ない状況