メランション氏の支持率は数週間前まで5位と他の候補に大きく離されていたが、現在は3位の中道・右派陣営のフィヨン元首相に迫る勢い。3月31日付の週刊誌ルポワンに掲載されたオドクサの調査によれば、メランション氏は4月23日の第1回投票で16%の票を得る見通しで、フィヨン氏の17%との差はわずか。1位は無所属のマクロン前経済・産業・デジタル相の26%、2位はルペン氏の25%。 調査会社エラブの政治調査ディレクター、イブマリー・カン氏は「メランション氏の勢いが継続した場合、3人ないし4人の有力候補が世論調査の誤差の範囲内に入る可能性がある。そうなれば不確実性がもたらされるだろう」と分析した。 英国の欧州連合(EU)離脱決定と米国でのトランプ政権の誕生後に、フランス大統領選の決選投票がポピュリスト(大衆迎合主義者)2人の一騎打ちといった事態となれば、金融市場の混乱はさらに増す公算が大きい。メランショ
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