みなさまごきげんよう。フェルディナント・ヤマグチでございます。工場見学はもとより、実際に農業機械を運転し、自動運転トラクタのデモも体験。国内だけにとどまらず欧州やアメリカまで足を延ばして、不肖フェルも、いまや日本を代表する“クボタ通”といってもいいでしょう。 ここ最近、農業機械がにわかに注目を集めています。高齢化や農業人口の減少など、日本の農業が抱えるさまざまな問題を解決するための最先端テクノロジーは、今や絵空事ではなく、かなりのレベルで実働に耐えうるホンモノになりつつあるのです。 クボタといえばトラクタ。そのトラクタのキーとなるのが、パワートレイン。エンジンやトランスミッション、各部を駆動させる油圧システムによる基本性能がしっかりしていなければ、装置の持つ本来の性能を発揮することはできません。 日経ビジネスの連載、『フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える』で、取材と称しつつ個人的ヤ