頭のよさを決めるのは遺伝子か、それとも育った環境か? この「生まれか育ちか(nature vs nurture)」論争はこれまでに多くの関心を集めており、いまだに決着はついていません。 そんな中、米カリフォルニア州立大学フラトン校(CSUF)により、新たに議論を呼びそうな研究が報告されました。 この研究では、ある事情から別々の家庭環境で育てられた一卵性双生児のIQ(知能指数)の経時的な変化を追跡。 その結果、生き別れた双子は異なる環境で育ったにも関わらず、年齢が進むにつれて、互いのIQが近づく傾向にあると明らかになりました。 これは知能の決定的な要因に遺伝子が強く影響していることを示唆しています。 研究の詳細は2024年7月15日付で科学雑誌『Personality and Individual Differences』に掲載されています。