「参加型リーダーシップ(Participative leadership)」とは、経営者(リーダー)が従業員を意思決定プロセスに積極的に参加させ、協力を促進し、責任を共有する経営スタイルだ。最終的な決定権は経営者にあるが、従業員は自由にアイデアを出し、仕事に必要なリソースやサポートを受けられる。 2022年に『Frontiers in Psychology』誌に発表されたレビューによると、このリーダーシップスタイルは、従業員のメンタルヘルスと組織の成長の両方に良い影響を与える。 「自律性、協力、オープンさが特徴の参加型リーダーシップは、従業員に創造的なアイデアや解決策を提供させることで、革新的な働き方を促し、より良い意思決定をもたらす」と研究者たちは説明している。 以下は、参加型リーダーシップが従業員に有益である2つの理由だ。 ■1. マイクロマネジメントからの解放され自分の価値を感じる