福岡県警は19日、ブレーキを外した競技用自転車で公道を走ったとして、道交法違反容疑で交通切符(赤切符)を2回交付した20代男性(福岡市)が、同法違反罪で罰金6000円の略式命令を受けたと発表した。 道交法は前後輪にブレーキがない自転車に乗ることを禁止、違反した場合は5万円以下の罰金を科すと規定。県警によると、この規定違反での罰金命令は異例という。 県警によると、男性は「昨年7月にブレーキが壊れたが、お金がなかったので取り外して乗っていた。アルバイトに遅刻しそうだったので乗った」と話しているという。 県警によると、問題の自転車は、短距離レースなどで使う「BMX」と呼ばれるタイプで、男性は足を着き踏ん張るなどして停止していた。 昨年9月、福岡市中央区の市道でブレーキがない自転車に乗ったとして赤切符を交付されたが、「二度と乗らない」との誓約書を書き、不起訴処分になった。 しかし、同11月に南区の