1月23日、日立製作所は今年9月末までにテレビの自社生産から撤退すると発表した。写真は都内で2007年撮影(2012年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 23日 ロイター] 日立製作所<6501.T>は23日、今年9月末までにテレビの自社生産から撤退すると発表した。同社は1956年のテレビ事業参入以来、自社生産を続けてきたが、2005年度からテレビ事業の営業赤字が続いており、生産を外部委託に移行することで収益性向上を目指す。今後も薄型テレビの技術開発と販売は継続する。 日立は昨年、2011年度中にテレビの自社生産から撤退する方向で検討していることを明らかにしていた。テレビ事業については、07年度後半から09年度にかけて、固定費削減、海外事業の縮小などを進めたが、その後も赤字が継続し、さらなるテコ入れ策が必要と判断した。具体的には、日立情映テックの岐阜工場で行ってきた薄型テレ