Science誌は、3月1日、"The $450 question: Should journals pay peer reviewers?"と題する記事を公開した。 本記事は、Researcher to Reader Conference(2月23・24日開催)において、査読者への報酬に関する議論が行われたことを紹介。 賛成派は、営利出版社が査読者に450ドルを支払うことが妥当とするマニフェスト"The 450 Movement"を掲げ、それにより査読結果を得るまでに長い時間がかかることなどの欠点を改善できると主張した。一方で、反対派は、購読料の高騰や非倫理的な査読の蔓延を招くなどの意見を述べたという。 また、「キャッシュVSその他の報酬」「査読者への報酬を支払う余裕がジャーナルにあるか」「査読者とジャーナル間の契約」など、そのほかの議論の詳細も示している。議論終了後、査読者への支払いに
韓国のKISTI(韓国科学技術情報研究院)は、3月24日、「健全」な学会活動や論文出版を支援するサービス"SAFE"のβ版を公開した。 SAFEでは、質を保証できる学会誌リストに加え、疑わしい学会および対象学会が発行している学会誌のリストを公開。疑わしい学会・学会誌の概念と特徴、ガイドライン、関連動向などの情報、KISTIがこれまでに収集・分析した約15万件以上の疑わしい学会誌、48万件以上の疑わしい学術イベントのリストを公開しているという。 [ニュースソース] "부실학술출판 문제, 모든 연구자들이 함께 해결해야" ― KISTI 2020/03/24 (accessed 2020-03-25) [小欄関連記事] 2019年11月13日 韓国教育部、国内研究者に「低レベル」な国際学会への参加をやめるよう要求(記事紹介)
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At Wiley we believe that peer review is the foundation for safeguarding the quality and integrity of scientific and scholarly research. We want to do everything we can to support reviewers (also sometimes known as "referees") and to recognize their contribution. This is why we’ve created these guidelines. They’re part of our broader goal to facilitate the review experience for journals – and help
図書館情報学の窓から 「図書館情報学」というあまり聞き慣れない学問。実は,情報流通の観点から医学の発展に寄与したり,医学が直面する問題の解決に取り組んだりしています。医学情報の流通や研究評価などの最新のトピックを,図書館情報学の窓からのぞいてみましょう。 [第8回]査読ゴーストライティングの実態(?) 佐藤 翔(同志社大学免許資格課程センター准教授) (前回よりつづく) 30代も半ばに入り,ぼちぼち若手を名乗っていられる年齢でもなくなってきたためか,査読を依頼されたり,編集委員として査読を依頼したりする側になることも出てきました。そうはいっても図書館情報学分野はそんなに多くの査読が回ってくるわけではないのでまだ平和なほうですが,医学分野の方に話を伺うと,毎月1本とかそれ以上,査読の依頼が回ってくることもあるとか。「よくそんなにできるな……」と感心していたのですが,実は誰もが査読をそんな
Jisc(Joint Information Systems Committee、英国情報システム合同委員会)は、12月5日、レポート"Artificial Intelligence, Automation and Peer Review"を公表した。 本レポートは、ジャーナル編集や査読プロセスの自動化関連ツールと、それらによって起こりうる倫理的課題などをまとめたもの。 Elsevier社、Springer Nature社、UNSILO社、Frontiers社などの自動化関連ツールや開発中のアルゴリズムなどの一覧、自動化によって生じうる性別や言語バイアスの問題、ソフトウェアごとの検討すべき倫理的課題などを示している。 Artificial Intelligence, Automation and Peer Review(pdf: 全7ページ) ※以上、Jisc (accessed 2019
Development and Journal of Cell Science, both published by The Company of Biologists, are expanding their collaboration with Review Commons in a six-month pilot. Editors of the two journals will participate in coordinating the peer review of initial submissions to the preprint peer review platform in the fields of developmental and cell biology.
EMBO(European Molecular Biology Organization、欧州分子生物学機構)とASAPbio(Accelerating Science and Publication in biology)は、9月30日、ライフサイエンス分野の査読プラットフォームサービス"Review Commons"を立ち上げると発表した。サービス開始は2019年12月の予定。 Review Commonsは、ジャーナルとは関係のない独立した専門家による査読を受けられるサービス。著者はプレプリントサーバーbioRxivでの査読結果の公開や、査読済みの原稿を提携ジャーナルに投稿できるようになり、出版プロセスの合理化と迅速化を図れるという。 米国細胞生物学会(American Society for Cell Biology)をはじめ6社17ジャーナルが利用を表明している。 [ニュースソ
岐路に立つ査読と、その変化に踏み込むPublons 筑波大学学術情報部:松野 渉(まつのわたる) 1. はじめに 学術論文の出版とそれを巡る一連の学術コミュニケーションにおいて、投稿論文を審査するプロセスである査読は無くてはならないものである(1)。しかし近年、査読制度に起因する研究不正や、査読の実施を詐称する「ハゲタカ出版社」(2)の出現、論文数に対する査読者の不足など、査読を取り巻く状況には多くの問題が生じている。学術コミュニケーションの世界では現行の査読を取り巻く状況を改善するべく様々な取り組みが行われているが、本稿では「査読登録サービス」として近年大きく注目を集めるPublons(3)に焦点を当て、サービスやステークホルダーとの連携、その他の様々な取り組みについて概観する。 2. 査読の抱える問題 2.1. 査読とは 査読とは、学術雑誌に投稿された論文を、外部の研究者が査読者となっ
化学者のつぶやき ジャーナル編集ポリシーデータベース「Transpose」 2019/9/18 化学者のつぶやき, 書籍・ソフト・Web ジャーナル, データベース, プレプリント, 投稿規定, 査読 コメント: 0 投稿者: cosine およそ3000誌のジャーナル編集ポリシーをまとめたデータベース「Transpose」が、この6月に公開されました。 ジャーナル毎に異なるがどうにも分かりづらい、プレプリント対応・査読システム・Co-reviewerの取扱いなどを見やすく比較参照できるため、論文投稿先を考える際に役立つデータベースだと思います。 化学系ジャーナルを調べてみた まずはNature Chemistryのジャーナルポリシーを検索して見ましょう。こんな感じで出てきました。 論文がリジェクトされ、他のNature姉妹紙に転送された場合は、レフェリーコメントも同時に転送される、と書か
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