アーキテクチャ ネットワーク アーキテクチャ考 (16) 「モジュラー性・オープン性とパッケージング、そしてダイクストラ」 これまで私は至るところで、「仮想化アーキテクチャでは、モジュラー性・オープン性が重要。垂直統合してしまったら意味が無い。」と述べてきました。 今でもその考えは変わっていません。コモディティ化した汎用ハードウェアと仮想化アーキテクチャで実現するソフトウェア中心のシステムは、新たなサービスの柔軟かつ迅速な展開、小規模スタートや実験的展開、顧客の細かい要求に応じたテーラーメイド サービスなどに、大きな価値を発揮します。これらは、これまで周到な設備計画が必要だったハードウェア中心のシステムでは実現できなかったことです。しかし、その機能の性能最適化をしたければ、目的に特化したハードウェア システムの方が、コスト、スペース、電力等、あらゆる面で適しています。既に機能が固定化されて