来る2017年2月10日(金)、プラチナ万年筆から新色インク6色が発売されます。 その名も「古典インク〈CLASSIC INK〉」。 何が「古典」なのかといえば、その原料と性質に理由があり、昨今めっきり数の減った「鉄分が含まれ、その鉄分が紙に浸透し酸化されて、色変化して紙に定着するインク」が稀有なものだからです。 このタイプのインク色はブルーブラックが主流で、書いている時にはブルー→乾いたあと経年変化でブラックへとインク色が変化します。一度紙に定着すると水に流れ落ちにくく、光で色褪せることもないため、長期保存が必要とされる公文書などの記録書類に長年用いられています。 ただし通常のインクはほとんどがアルカリ性であるところ、このインクは酸性で、長く放置するような時には万年筆のペン先やペン先まわりの金属が錆びないよう気を遣う必要がありました。 近年では耐水性にも耐光性にも優れた万年筆向けの顔料イ