米国司法省は、悪意のあるサイバー活動に使用される数百台の小規模オフィスやホームオフィスのルーターを無効にするという裁判所命令によって、(注1)、「Fancy Bear」という別名でも知られるロシアに関連する脅威グループ「Forest Blizzard」が制御するbotネットを破壊した。 このbotネットはIT企業Ubiquitiの脆弱(ぜいじゃく)な「Edge OS」を搭載したルーターにインストールされたマルウェア「Moobot」を使用し、米国内でスピアフィッシングやクレデンシャルハーベスティング攻撃を実行していた。影響を受けたルーターはデフォルトのパスワードを使用していたという。 選挙シーズンは脅威アクターが元気になる 今回の措置は、中国の後ろ盾を得た脅威アクター「Volt Typhoon」の支援を受けていた「KV」botネットの破壊に続き、2024年1月以降に、米国で実行された2度目の