この本の内容を言うならば「欲を持て、若者よ」ということでしょう。 野心の塊のような林真理子さんは、その野心を剥き出しにして、成功への階段を昇っていきました。 しかし決して野心だけを武器に戦ったわけではありません。そのことを忘れている人が多い。それを気付かせてくれるのもこの本です。 野心が車の「前輪」だとすると、努力は「後輪」です。 前輪と後輪のどちらかだけでは車は進んでいけません。野心と努力、両方のバランスがうまく取れて進んでいるときこそ、健全な野心といえるのです。 『野心の進め(P31)』 この例えが最高にわかりやすいですね。 「ガツガツした人」と評される人ってのは、えてして前輪だけがキュルキュルと空回りして、後輪が回ってないんです。 一方で、後輪だけ回っていて、前輪が伴わないと、それもうまくいかない。ちょっとしたぬかるみにはまると、動けなくなる。四輪駆動なら、どんなガタガタ道でも走って
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