◇青森大公認「忍者部」顧問が弘前市立図書館で 青森大公認の「忍者部」顧問、清川繁人・薬学部教授(57)は4日、弘前藩に仕えた甲賀流の流れをくむ忍者集団「早道之者(はやみちのもの)」の忍術を記したとみられる忍術書の原本が青森県弘前市立図書館で見つかったと発表した。清川教授はこれまでも忍者屋敷だったとみられる古民家を弘前市内で確認するなどしているが、県内で忍術書が見つかったのは初めてという。 忍術書は12ページで、武器の作り方やまじないの文言が書かれている。火薬とトリカブトを混ぜて目くらましを作る方法や、乾燥させたヒキガエルやオシドリなどを燃やして作る眠り薬など怪しげなものも。忍者らしく、旅先での心得には「宿では使用する出入り口を1カ所にし、侵入者に気付くように扉に畳を立てかけておく」などと指南されているという。 忍術書は京都市の忍者研究家、上田哲也さんが調査のため弘前市を訪れた今年3月に発見