米IDCが現地時間2010年10月13日に発表した世界パソコン市場に関する調査結果によると、同年第3四半期(7~9月)の世界パソコン出荷台数は8968万3000台となり、前年同期に比べ11%増加した。この伸び率は事前予測値を約3%下回る。消費が低迷したことで新学期シーズンの販売が振るわなかったものの、9月に各国で法人需要の回復が続いたことから、いくらか持ち直した。 第3四半期は、米Hewlett-Packard(HP)が出荷台数で首位を維持した(表1)。シェアは17.6%。HPの米国における出荷台数は、前年同期に比べ2.7%増えたが、世界市場では同0.1%減少した。