(CNN) 収賄や職権乱用などの罪で起訴された中国共産党の元重慶市委員会書記、薄熙来(ポーシーライ)被告の初公判が22日、同国東部の山東省済南市の中級人民法院(地裁に相当)で始まり、被告は収賄の一部罪状を否定した。 海外メディアによる法廷取材は認められていない。初公判の模様は同裁判所が中国版ツイッター上で伝えたほか、国営メディアも報じた。 ただ、同裁判所は、警官2人に挟まれ被告人席に立つ元書記の写真を公表。薄元書記が公の場に姿を現したのは昨年4月に党ポストなどのはく奪処分を受けて以来、初めてだった。 裁判所によると、被告は罪状の中で自らが市長を務めたこともある北東部の大連市の実業家から収賄した事実を否定。元書記は党中央規律検査委員会の調査ではこの罪状を「しぶしぶ」認めたが、詳細を当時知らなかったためだと主張した。
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