移籍期限最終日を終え、長らく報じられたミランへの移籍は成立しなかった本田 [写真]=Getty Images 日本代表MF本田圭佑(CSKAモスクワ)がミランに移籍できなかったのは、最終的には本田側とミラン側の戦略ミスだったのではないか。本田は昨年1月にもラツィオとの移籍交渉が結局、破談になったという苦い経験があった。 そのため今回は、代理人である兄の弘幸氏だけでなくミラン側に力添えを頼んだ。ミランのコンサルタントでスペインのサッカー界にも強いエルネスト・ブロンゼッティ氏とファブリツィオ・デ・ヴェッキ氏だ。本田の代理人をしている弘幸氏では国際的なメルカートの経験が不足しているため、完全なバックアップ体制を敷いた。そこまではよかった。本田本人の希望もあり、ミラン側も楽観視していたとみられる。誰がここまでの長丁場を予測しただろうか。 ただ、いくら欧州、南米などのクラブ、代理人などサッカーの