「銀河鉄道999」の松本零士さんら有名漫画家を輩出した北九州市は、計画中の「漫画ミュージアム(仮称)」をJR小倉駅近くのビルで平成24年春にも開館することを決めた。同じビルにアニメ関連のテナントを集め“オタク文化の発信地”として盛り上げたい考えだ。 ミュージアムは当初、21年度末までに完成予定の複合施設に入る計画だったが、経済の悪化で施設計画が延期。19年にファッション関係の商業施設が撤退したビルが選ばれた。 有名作品の原画展示や企画展、閲覧室などがミュージアムの概要だが、市は「伝統的な漫画文化だけでなく、同じビルにフィギュア、コスプレなどのショップが入ることで、韓国や中国などからもファンを集める一大施設になってほしい」としている。漫画専門学校の誘致も検討している。