宮崎地裁の裁判員候補となった女性について、父親が「娘がドメスティック・バイオレンス(DV)の被害に遭っている」と候補からの除外を求めたにもかかわらず、地裁は辞退を認めず、別の事件の候補にも選んでいたことが分かった。地裁は女性を「不出頭」として扱った。裁判員法では、正当な理由なく呼び出しに応じない不出頭の場合、10万円以下の過料を科すことがあると定めている。心配した父親側から指摘を受け、地裁は7月、「配慮に欠けていた」と謝罪した。 地裁総務課によると、裁判員候補が裁判員に選ばれると、公開の法廷に出なければならない。DV被害を恐れて身を隠している場合など、正当な理由があれば辞退や除外の対象になる。 地裁は昨年5月、女性がある事件の裁判員候補になったと、実家に呼び出し状を送った。候補者から辞退の希望などを確かめ、理由の適否を判断するための質問票を同封し、問い合わせの電話番号も付記していた。
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