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ブックマーク / hongokucho.exblog.jp (4)

  • 面倒くさいやり方でオペをひねり出す技に感心=有能な実務者が弄する策-提案あり | 本石町日記

    日銀臨時会合で企業金融支援策を発表。まあ、市場関係者の期待値は非常に高かったので、インタバンク的には満額回答には程遠かったですね。年度末の腰入った支援を期待しましょう。追い込まれる形にならなきゃいいが…。どうなんでしょう。 マスコミ報道、取り合えず国営放送が7時のニュースでごっついトップ扱いしたのには驚いた。この手のテック系小ネタが大マスコミでぶち上げられる形になるのは、経験則に照らすとあまりよいパターンではない。既に取材済みで、大ネタ扱いする予定で、実際のネタの大きさに応じた扱いに調整する暇がなかったのか。「企業金融支援!!」とかいうフレーズに心が震えるんですねぇ。 マーケットの古参の方々なら、目くらましの小ネタが期待値高く喧伝されるのは、景気悪化局面での典型的なパターンであることをご存知であろう。日経の前触れ報道もでかかったですね。こういうとき、得てして小出しが徐々にスケールアップし

  • この世界的大調整の捉え方=人それぞれであろうが… | 本石町日記

    G7が終わった。金融危機を払しょくするには力不足との印象もあるが、各国とも足並みが揃うかは別にして、金融システムの崩壊を防ぐ手立てはそれなりに講じる構えにはあるので、マーケットの悲観暴走も徐々に終息していくと期待したい。もっとも言わずもがなだが、マクロ経済の悪化はこれからで、その深さと期間は見通し難い。また、通常の不況が深くなるだけなのか、最終的にドルを機軸とする管理通貨制度の見直しまで突き進むのか、これまた不透明である。 これから起きることをいろいろ考えるのだが、人間はベクトルの中で生きているので、経済下向きに関する様々な思考は心を暗くさせるものである(苦笑)。まあ、厭債害債さんの「ひとつのたとえ話」にもあるように、物質的に豊かになった段階から貧乏化するのは精神的には辛い。ふと、若い頃を思った。転職を重ねていた20台の頃である。当時は政治・経済に全く関心がなく、うための仕事に従事し、基

  • 6中銀利下げの雑感 | 本石町日記

    じっくり書く間がないのだが、6中銀協調利下げなどの雑感を簡単ながら箇条書きに。 ・連日の株価暴落に催促される形で、G7を控えたタイミングもあって協調利下げ ・インタバンクは流動性ひっ迫が収まらず、ダメダメ状態が継続であった ・突っ張ったECBにとっては「協調」に紛れる形で利下げにGOであったのか ・実体経済の悪化はそれでも続くので、協調かバラバラかは分からないが、利下げは続くように思われる ・週末G7は公的資金注入で踏み込んだメッセージが不可欠であろう ・日政府は外貨準備の活用もやった方がよいように思うが… ・日銀は利下げせずに準備預金付利など軸に検討(売手負担かけずにバンバン供給) ・CPオペ積極化なんでしょ? CPオペ止めなくて当に良かったね。 ・でも、いずれは利下げに追い込まれるのではないか、と想像する ・FRBのCP購入スキームは日銀の「いわゆるCDオペ」に酷似。 番外 ・リー

  • 技術的な話です=実質低め誘導?と輪番対象拡大?の巻 | 本石町日記

    テクニカルな話題を二つ。 その1 実質的には一時的な低め誘導になっているように見える件 世界的な流動性危機によって凄腕の調節技術を持つ日銀もさすがに政策金利である「無担保コール翌日物金利加重平均」の超精密誘導は難しく、やや振れが出てきた。それでも、100分の1%台を四捨五入すると0.50%になるように収めていて、まあ凄いもんである。ただ、この加重平均、実は形骸化していて、この水準付近ではほとんど取引がない状態になっている。なぜこうなるのかは以下の通り。 東京インタバンクでは、カウンターパーティリスクの増大からもっぱら外銀向けの与信が絞られ、外銀の調達金利が上昇している。無担保コール市場での外銀シェアはそれなりに大きいので、放置すると加重平均が上がってしまう。そこで日銀は潤沢に資金を供給しているわけだ。ただ、邦銀・外銀間の資金チャネルは詰まっており、日銀がドカンと金を打ち込むと、邦銀サイドが

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