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ブックマーク / yasuyuki-iida.hatenablog.com (3)

  • 2009-02-02 経済成長ってなんなのよ?- こら!たまには研究しろ!!

    先日のエントリに関連して一番多かったコメントが「経済成長なんて出来るの」というものでした.そこで,経済成長についてちょっとしたメモを*1. まず,単に「経済成長」ではちょいと抽象的過ぎる.こいつにまずは取り扱いが容易な定義を与えましょう.経済成長とは「ある国の国民*2が経済的に豊かになっていくこと」です.経済的な豊かさは「国民がどれだけの財・サービスを購入できるor貯蓄できるか」できまる.ということはそれを計る指標は実質GDP(実質国民所得)ということになります*3. でも,ここで「待てよ」と思うかもしれない.「国民って何よ?」という疑問.「日国民って人」がいるわけじゃあないですよね.もう少し実感にあわせるなら「平均的国民の経済的な豊かさ」ってことになるでしょう.すると,実質GDPよりも一人当たり実質GDPが経済成長の定義としては優れている. こうまとめると,人口減少だから経済成長しない

    2009-02-02 経済成長ってなんなのよ?- こら!たまには研究しろ!!
  • まずは三択だって言うことに気づかねばならない - こら!たまには研究しろ!!

    今週もちょっと早読み『週刊ダイヤモンド』です.今回の特集は「正社員vsハケン 対立か共存か!?」と銘打っての格差問題*1.それにあわせてか「Data Focus」でも樋口美雄先生の雇用保険のカバー率低下のお話し.経済誌ということもあって,TV・新聞の派遣問題者よりも現実的な認識・解決策の模索に重点が置かれているかんじ.特集記事関連以外ではあいかわらず山崎元さんが冴えてます♪ 囲み記事ではおなじみ湯浅誠・雨宮処凜・赤木智弘の三人のそろい踏みなんですが,なかでも注目したいところは雨宮氏の「対立をあおるのは逆効果」という主張です.湯浅氏も他のメディアで同じような主張をされることが多いように感じます. 全くそのとおりではある*2んですが……分配の問題は必然的にパイの取り合いにならざるを得ない点を忘れてはいけない! ダイヤモンドの表紙自体がそれを如実に表しています. 一定の産出量(総所得)の元でA氏

    まずは三択だって言うことに気づかねばならない - こら!たまには研究しろ!!
  • 祝♪P.R.クルーグマン!経済学賞受賞! - こら!たまには研究しろ!!

    さて,年度のアルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン銀行賞ですが……皆さんご存じの通り,P.R.クルーグマンが受賞しました.しかも単独.受賞理由は貿易構造と立地の理論への貢献.大方の予想ではクルーグマンはいずれ取るだろうがもう少し先.そしておそらくは共同受賞と思われていただけに意外や意外. クルーグマンといえば日経済への積極的な政策提言で有名ですが,一部報道では早速 ノーベル賞受賞者は小泉政権の政策批判 とかなんとかいいつつ,てんでピントがはずれたことを書いています.明朝になれば全国の主要紙の大半が同様のイミフな「クルーグマンの日への提言」を書き連ねることでしょう.エッセイストとして知られる氏ですから引用元はいくらでもある.上手に切り取って引用すれば資主義批判にでも,構造改革賛美/批判どちらにでも,はたまた金融政策無効論にすら読める記事を作ることが出来ると思います. そんな記事

    祝♪P.R.クルーグマン!経済学賞受賞! - こら!たまには研究しろ!!
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