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ブックマーク / yosyan.hatenablog.com (16)

  • 新小児科医のつぶやき - どうせぇ〜っちゅうねん!!!

    凄いタイトルですが、これは今日引用させてもらう癌治療医のつれづれ日記様8/12付エントリーでのbluesky様の魂の叫びです。ブログ休載中に読んだ中でもっともインパクトがありましたので、謹んで使わせて頂きます。 大元の引用元は日経メディカル8月号だそうです。一部にbluesky様の注釈が入っていますが、それも含めながら順次引用解説します。 原告は、県立病院にて乳癌の疑いと診断された50歳代女性(Y)。 事件の概要は以下の如く。 Yは、乳房温存療法に積極的に取り組んでいる、A医師を受診。AはB医師の下での精密検査を受けるように勧め、YはBを受診し種々の検査を受け、その結果やはり強く乳癌を疑われた。が、Yが3週間近く受診しなかったため、BはYに直接電話をかけて摘出生検を受けるよう進言した(表現はこうなっていたがここは手術の際の話の間違いである可能性もあると感ずるが・・・)。Yの同意を得てAの病

    新小児科医のつぶやき - どうせぇ〜っちゅうねん!!!
  • 認知症徘徊事故訴訟 - 新小児科医のつぶやき

    事件の概略はこのあたりを参照にしています。一審段階からのマスコミ記事もあるのですが、元記事を引っ張り出せなかったので記憶に頼って付け加えます。 4/24付朝日記事 4/24付日経記事 事実関係はシンプルで、 認知症で徘徊行動を起こす人をが自宅で介護していた 同居していない息子夫婦も介護に協力していた 「がまどろんだ数分の間」(朝日記事)の間に父は家から抜け出した 父は電車(JR)にはねられて死亡 JRは介護にあたっていたと息子夫婦に720万円の損害賠償を請求 一審は満額、二審は介護に直接当たっていた母()に半額の賠償を認めたこの判決を聞いて震え上がったのはまず現在認知症を持つ人を介護している人でしょう。さらに医療関係者も震え上がっています。入院患者の中には認知症患者も少なからず含まれており、病院から脱出して徘徊行動に至る患者は現実に存在するからです。その患者が今回のような列車事故を

    認知症徘徊事故訴訟 - 新小児科医のつぶやき
  • 傲慢の見本のような記事 - 新小児科医のつぶやき

    3/4付朝日新聞デジタルより、 犠牲者の氏名伝える意義は 朝日新聞「報道と人権委員会」 読んでムカムカしたので取り上げます。まずもって肝心な事を殆んど触れていないように思います。アルジェ人質事件の実名公表問題で一番世論の怒りを買ったのは何かです。日揮も政府も実名公表を控える方針としていたので、 朝日新聞は遺族をペテンにかけて実名リストを入手し、約束を踏み破ってこれを報道した この点についての御意見が見当りにくいところです。口頭の約束(だったと思う)ですから法律的にどうかは私ではわかりませんが、口頭の約束で相手を信用すると言うのは、相手を深く信頼していた事になります。そういう信頼を反故にするような人物・組織は、それだけで社会の信用を失います。朝日は白昼堂々これをやらかしたわけです。その点をまず触れないとはまさに奇々怪々です。私の知る限り、この信義違反に朝日はまともな回答は行っていないかと存じ

    傲慢の見本のような記事 - 新小児科医のつぶやき
    yachimon
    yachimon 2013/03/06
    遠隔操作ウイルス事件の報道についてNHKにご意見送付した時の返答と、朝日のこの記事の方向性がよく似ていたので、読んだ時はなんの疑問も持たなかった。朝日のこの記事は、NHKも含む全報道機関共通の認識だと思う。
  • 臓器移植法 - 新小児科医のつぶやき

    デリケートな問題なので可能な限り淡々と扱いたいのですが、衆議院で可決されたA案の法律的なキモと言うか解釈をDr.I様が故臓器移植法改正案(A案)で15歳未満から臓器提供が可能になるのかに丁寧にまとめてくれています。Dr.I様の解説で必要にして十分ですし、是非御一読をお勧めしますが、私の理解のためにもうちょっと大雑把にまとめてみます。 とりあえず現行の臓器移植法ですが、これが成立するためのネックは傷害罪と死体損壊罪をどう現行法の下でクリアするかであったようです。つまり、 死亡前に臓器摘出:傷害罪 死亡後に臓器摘出:死体損壊罪 この二つをクリアしない限り臓器移植は不可能になります。死後の臓器摘出であっても死体損壊罪に問われてしまうという事です。この2つの問題をクリアするために民法の遺言が適用されたとなっています。死体損壊罪の方が分かりやすいのですが、遺言により臓器提供を意思表示していれば、遺族

    臓器移植法 - 新小児科医のつぶやき
    yachimon
    yachimon 2009/07/04
    "『本人の意思表示が無い場合は家族の同意で臓器摘出が出来る』" 提供拒否する人も書面での意思表明が重要で、家族間での認識のすり合わせも重要、と。
  • 新型インフルエンザみたいなコント - 新小児科医のつぶやき

    ネタモトは僻地の産科医様の新型インフルエンザなコントo(^-^)o ..。*♡ in 博多ですが、もうちょっと膨らましてモディファイしてみます。 ■第一部:発端編 厚労官僚:「メキシコで新型のインフルエンザが発生したとWHOが確認したようです」 厚労大臣:「なに!、オールジャポンで水際作戦だ!!、発熱外来だ!!!」 前線医師:「補償と対策費用は?」 厚労官僚:「オールジャポンだからありません」 ■第二部:疑い例発見編 厚労官僚:「横浜で疑い例が出たとの情報があります」 厚労大臣:「すぐに情報を回せと伝えろ」 横浜市長:「診断確認まで待ってください」 厚労大臣:「オールジャポンだから待てるわけが無い!、直ちに記者会見だ!!」 マスコミ:2ch情報を聞きつけて、ヘリまで飛ばしての大取材陣で御出動 校長  :深夜の吊るし上げ記者会見に涙目 ■第三部:神戸・大阪発見編 厚労官僚:「神戸で国内発生第

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  • 5月21日の感染地日記 - 新小児科医のつぶやき

    行政や医師会通達的には大きな動きなしです。動いたばかりですから、週明けまでこのままで進み、週明けから休校措置の解除の動向と発見患者の治療動向を見極めて次の動きがあると予測しておきます。迅速かつ柔軟な反応は必要ですが、さすがに神戸では来週まで大きな動きはないと考えます。 ポツリ、ポツリと神戸・大阪以外でも発見があり、東京でも発見されたの報告も出てきました。これはあくまでも私の予想ですが、神戸・大阪の教訓を十分に活かした発見対策が取られると考えています。それでも発見されれば第二段階の対策になりますから、キットやマスクが不足しないかを心配しておきます。発見が無くても大量に必要になりますから、確保は末端医療機関では結構大変です。 ところでインフルエンザ対策はガイドラインを基として行なわれています。舛添大臣も頑張って緩和の方針を打ち出しつつありますが、現時点では具体的にと言うか、システム的に体系だ

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  • マンナンライフ訴えられる - 新小児科医のつぶやき

    3/4付時事通信(Yahoo!版)より、 マンナンライフ、名古屋でも提訴=87歳女性死亡で長女 名古屋市の女性=当時(87)=がこんにゃくゼリーをのどに詰まらせ死亡したのは、商品の注意書きなどに問題があったためとして、長女(60)が製造元の「マンナンライフ」(群馬県富岡市)を相手に2900万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁に起こしていたことが4日、分かった。 訴状によると、女性は2005年8月、自宅で長女がべさせたこんにゃくゼリーをのどに詰まらせ呼吸不全となり、5日後に低酸素脳症で死亡した。 原告側は、ゼリーの弾力性や容器構造から窒息する危険性が高いことを同社は予見できたと主張。実際、同様の事故で死亡するケースも多発していたのに、袋の注意書きも小さいなど、十分な対策を取っていなかったとした。 女性は03年に脳出血で半身まひになり、長女らが介護していたという。 マンナンライフは昨年、こ

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  • 医療システム教授は精神論がお好き - 新小児科医のつぶやき

    今年最後のエントリーに日医療政策機構の医療政策 新政権への緊急提言第8回「医師は被害者意識を捨てよ」 を取り上げて見ます。年末最後のネタとしては誠に遺憾なんですが、そういう年であったという事でお目こぼしください。それと原文もソコソコ長いのですが、内容が話題豊富と言うか、一面ブービートラップの巣と言うか、吉新喜劇のギャグ満載と言うものですので、パーツで見る各論編と全体を見直した総論編に分けて解説します。私の記憶している限り2007.11.28付産経新聞社説に匹敵するぐらいの物凄さだからです。 ■各論編 提言は質問は対する答え方式で、質問内容は、 医療政策における重要課題、そして課題解決の方法などについてお聞かせください。 医療政策課題にまつわる5つのキーワードを教えてください。 課題解決を実現するための財源確保の方法は? 課題解決のためにご自身が行っている、あるいは行おうとしていることを

    医療システム教授は精神論がお好き - 新小児科医のつぶやき
    yachimon
    yachimon 2009/01/01
  • 久坂部羊閣下 - 新小児科医のつぶやき

    久坂部羊閣下の経歴はwikipediaでは、 大阪府生まれ。大阪府立三国丘高校26期、大阪大学医学部卒業。大阪大学付属病院にて外科および麻酔科を研修。その後大阪府立成人病センターで麻酔科、神戸掖済会病院で一般外科、在外公館で医務官としての勤務を経たのち2003年、『廃用身』で作家デビュー。 こんだけしかありません。他には名が久家義之である事と1955年生まれである事がわかり、年齢は2008年時点で53歳である事がわかります。後は執念深くググって見ると久坂部羊閣下は堺の御出身で、二代続けての医師であるようです。名の久家は珍しい方の名字なのでググって見ると、久家医院と言うのは堺にはありました。しかし院長の久家雅治氏は1979年御卒業で2004年開業ですから、少なくとも久坂部羊閣下の御尊父ではありません。御兄弟なのかアカの他人なのかはこれ以上は確認出来ませんでした。 もう少し経歴のデータが欲

    久坂部羊閣下 - 新小児科医のつぶやき
  • 2008-09-21

    今日は閑話にするつもりでしたが予定変更です。9/20付神戸新聞朝刊より、 加古川市民病院、急患死亡で敗訴 現場に波紋今も 昨年四月に言い渡された一つの判決が医療現場に波紋を広げている。加古川市の加古川市民病院が、心筋梗塞(しんきんこうそく)の急患に適切な対応をせず死亡させたとして、約三千九百万円の損害賠償を命じられた神戸地裁判決。医師の手薄な休日の急患だったことから、病院関係者は「医師不足の中で患者を受け入れている現状を考慮していない」と反発。救急患者の受け入れに慎重になる動きも出ている。一方、医療訴訟に詳しい弁護士は「過剰反応」と指摘する。(東播支社・田中伸明) 「判決を理由に、救急患者の受け入れを断る医療機関は多い」-。姫路市消防局の担当者は打ち明ける。 以前は、専門的な治療ができなくても重症患者を受け入れ、転送先が決まるまで応急処置をしていた医療機関が、受け入れに慎重になる例が目立つ

    2008-09-21
  • 毎日.jp閉鎖報道に毎日新聞が抗議 - 新小児科医のつぶやき

    3日続きで毎日ネタで傷気味かもしれませんが、ニュースも夏枯れ状態ですから、我慢してお付き合いください。そこそこはおもしろい話です。まずですが、とりあえず背景は毎日変態記事問題があり、そのうえでtechnobahnが8/12付で、 毎日新聞がオンライン版毎日新聞となる「毎日jp」の閉鎖を検討していることが12日、関係者の証言により明らかとなった。 オンライン版毎日新聞の英語版コーナー「WaiWai」で事実には反する低俗的な記事を長年に渡って掲載していたことに関連して、ネットを中心とする幅広い層からの反発が生じていることを受けてのもので、毎日新聞の営業関係者は匿名を条件にインタビュ−に応じて「来春になっても事態が沈静化しない場合は『毎日jp』そのものを閉鎖することも検討課題に上っている」と述べた。 ここにきて毎日新聞がオンライン版の閉鎖を検討する状況となったのは、「WaiWai」における低俗

    毎日.jp閉鎖報道に毎日新聞が抗議 - 新小児科医のつぶやき
  • 毎日変態記事問題の新たな火種 - 新小児科医のつぶやき

    毎日デイリーニューズ「WaiWai」問題 おわびと調査結果の英文サイト問題の経緯に「WaiWai問題の経緯」としてまとめられた経過表があります。 日付 事柄 89年 10月 毎日デイリーニューズ(MDN)で、「WaiWai」の連載開始 96年 10月 担当記者の試用期間開始(97年10月から特別嘱託記者) 01年 3月 MDNが休刊 4月 MDNがウェブサイト上で再スタート、WaiWaiも再開 05年 4月 担当記者がMDN編集長に 07年 10月 米国在住の読者からWaiWaiを批判するメール(英語) 08年 3月 国内の読者からWaiWaiを批判するメール(日語) 5月 30日 月刊誌から記事の使用について抗議 31日 WaiWaiの一部記事を削除 6月 20日 ニュースサイトがWaiWaiの問題を取り上げる 21日 WaiWaiを閉鎖 23日 サイト上に経過説明とおわびを掲載 25

    毎日変態記事問題の新たな火種 - 新小児科医のつぶやき
  • ※今日もこのブログに中傷の意図はありません。 - 新小児科医のつぶやき

    4回も追っかけるのは余りに下品との御批判もあるかもしれませんが、申し訳ありませんがやらせて頂きます。あまりと言えば、あまりの経過なのでブログに記録しておきたいからです。経過は6/28付のエントリーを参照にして頂ければと思いますが、 5年前(9年前からと言う説もあり)から変態記事(「変態」の由来も6/28付のエントリー参照)を毎日新聞直営の英字紙「Mainichi Daily News」に連載されている事が表面化した。 「おわび」記事を掲載し責任者を「厳重な処分」にすると発表した。 5月時点で内定していた役員人事記事及び朝比奈豊氏の代表取締役社長内定インタビュー記事が毎日.jpから削除された 6/25の役員人事では内定通りデジタルメディア担当重役が「厳重な処分」により昇進 朝比奈豊:常務取締役 → 代表取締役社長 長谷川篤:常務執行委員 → 取締役 磯野彰彦:デジタルメディア局次長 → デジ

    ※今日もこのブログに中傷の意図はありません。 - 新小児科医のつぶやき
  • 消防士の仮眠時間 - 新小児科医のつぶやき

    6/4付け中日新聞より、 消防士の仮眠は労働時間? 職員有志、提訴も辞さず 深夜の勤務時間中に設けられている仮眠時間は、割増賃金が支払われる労働時間かどうかをめぐり、三重県四日市市の消防職員と市が対立。「仮眠は休憩」とする市に、ほぼ全職員の有志280人でつくる市消防職員協議会は4日、全職員に呼びかけて大がかりな勉強会を開く。職員の意識を高めるためで、全国初となる消防職員による賃金支払い請求訴訟も辞さない。 協議会によると、四日市市の消防職員の勤務は昼夜の2部交代制。夜勤は市消防部や各署などで午後5時から翌日の午前8時30分まで拘束される。 仮眠は午後10−翌午前5時の7時間のうちの4時間半が認められており、仮眠中に出動した場合には、時間外労働の割増賃金が支払われる。 労働基準法は、午後10−翌午前5時に働いた場合、深夜勤務として割増賃金を支払うよう定めている。市では従来、慣例でこの7時間

    消防士の仮眠時間 - 新小児科医のつぶやき
  • 団藤保晴氏の主張 - 新小児科医のつぶやき

    当ブログにもコメントを頂いたことがある朝日新聞記者の団藤保晴氏のブログ「Blog vs. Media 時評」に医療崩壊と医師ブログ林立、勢いと隘路と題されるエントリーがあります。内容についてはお時間があれば程度なんですが、そこで取り上げられているテーマと言うか主張と言うか、私が気になるのは、 しかし、ブログの世界だけに止まって議論していて、行政まで変えられるはずがありません。メディアの力も借りてでも動かして行かねばならないことに早く気付いて欲しいと思っています。そして、その段階では匿名から実名に切り替わらねばなりません。私が扱っているオピニオンのページなど、新聞メディアで行政の無様さに対し真っ正面から発言をしていただくためには実名で登場してもらうしかないのです。 間違いとは言い切れませんが、どうにも違和感のある主張です。前段の メディアの力も借りてでも動かして行かねばならないこと これに関

    団藤保晴氏の主張 - 新小児科医のつぶやき
  • マスコミよ これでもヒマか 夏の夜 - 新小児科医のつぶやき

    どうも下手な川柳で申し訳ありません。元歌はもちろん「円城寺 あれがボールか 秋の空」で、'61の日シリーズで、小池のエラー、寺田の落球、そして審判の判定に激怒した南海のエース・ジョー・スタンカにまつわるエピソードにまつわるものです。この話を書き始めると今日のエントリーは終わってしまうので、機会があればまた後日にさせて頂きます。 奈良死産騒動で「ベッドが空いていた」と非難の槍玉に奈良医大が挙げられています。産経新聞に至っては論説で「妊婦たらい回し また義務忘れた医師たち」とまで酷評しています。当に奈良医大の産科医たちは非難に値するほどの事を行なっていたのでしょうか。病院の勤務実態はなかなか表面化しにくく、ましてや特定時日の勤務実態なんて調べようも無いのですが、非難に曝された奈良医大は公式HPに事件当日の勤務実態を公表しました。もう御存知の方は多いかと思いますが、私も後追いながら分析してみ

    マスコミよ これでもヒマか 夏の夜 - 新小児科医のつぶやき
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