「Day2を見習い、締め切り厳守でいく」。記者2人にこう指示し、「Day2特集作成プロジェクト」を開始した。Day2は三菱東京UFJ銀行が先頃終えた開発プロジェクトの通称で、6000人の技術者が参加した。世界最大と言われた開発を納期と予算通りに終えた同行にあやかり、その顛末を報じる我々3人も納期を守ろうとした。しかし、現実は厳しかった。 厳しかった現実を以下に紹介する。その前にお断りしておくが、今回の原稿は「記者の眼」ではなく、正確には「編集長の眼」である。この原稿を書いている筆者が、記者ではなく、日経コンピュータの編集長だからだ。何らかの知見を披露するわけではまったくないので、もっと正確に書けば「記者のつぶやき」ならぬ「編集長のつぶやき」というべき内容になっている。 ITproの「記者の眼」欄の原稿はITpro編集部に加え、各雑誌の編集部が交代で執筆を受け持っている。この2月、ITpro
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