富士通が2018年6月から、洋服を貸し出す「アパレルシェアリング」向けの新たなITサービスに乗り出す。日経コンピュータの取材で2018年5月24日までに分かった。百貨店やアパレル企業などが新サービスを活用すれば、アパレルシェアリング事業を迅速に立ち上げることが可能になるという。富士通は拡大する市場に照準を合わせて「脱SI(システムインテグレーション)」をもくろむ。 同社は6月から新サービスの実証実験を開始し、汎用性やオペレーションを確認でき次第、12月から本格提供する予定だ。富士通はこれまで、システム開発を受託するSI事業にとどまっていたが、外部企業と協力して事業の立ち上げから関わることでSIに代わる新しいビジネスモデルを模索する。 新サービスでは、アパレルシェアリングを運営するために必要なアプリやITインフラを提供する。例えば、百貨店やアパレル企業が消費者に対して提供するアプリ。消費者は
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