二大コンサルトップに聞いた日本の製造業の未来! 外国人役員を登用することはグローバル化の活路になるのか 微妙に食い違う世界二大コンサルの見方 世界の二大コンサルティング会社の日本のトップを務める方々と別々に、同じテーマで議論した。テーマは「日本の製造業のグローバル化」について。二人の言い分が微妙に違っておもしろかった。一応内々の話なのでイニシャルで会社名がわからないように一社はA社。もう一社はB社とさせていただく。A社のトップは日本の製造業の未来を非常に悲観。このままでは日本の製造業は衰退し雇用が生み出せなくなると見ていた。B社は比較的楽観的だった。 1997年ごろ、サムソンは時価総額でパナソニックの3分の1くらいだった。ところが、2013年にはサムソンの時価総額はパナソニックとソニーを足したものの三倍以上の時価総額となっている。リチウムイオン電池では、2000年には日本メーカーのシェアは