2012年は航空業界で「日本LCC(格安航空会社)元年」と騒がれた年。 まず12年3月に関西国際空港を本拠とするANA系のピーチ・アビエーション(ピーチ)が就航。同7月にはJAL系のジェットスター・ジャパン(ジェットスター)が、翌8月にはANAとエアアジア(マレーシア)合弁のエアアジア・ジャパン(エアアジア)が就航した。 そんな中でピーチは今年9月17日に、「累計搭乗者数が300万人を突破した」と発表。同日午前、関西国際空港第2ターミナルで300万人目の搭乗者に記念品を贈るなどの記念式典を行った。 同社は12年3月の就航から約9カ月で搭乗者数100万人を達成、その約5カ月後に200万人、その約4カ月後に300万人達成と搭乗者数大台達成のピッチを縮めてきた。同社関係者は「年末までの残り3カ月で400万人達成は確実」と自信を強めている。 その結果、「日本LCC元年」からたった1年で、早くも「ピ