「ダーウィンフィンチ」の進化、遺伝子解析で明らかに 「ダーウィンフィンチ」の進化、遺伝子解析で明らかに 【パリAFP=時事】進化論を提唱したチャールズ・ダーウィンによって初めて研究の対象となったとされる、ガラパゴス諸島の野鳥フィンチ──この鳥には、200万年前までさかのぼる進化の歴史があることが、遺伝子配列の分析で分かったとする研究論文が11日の英科学誌ネイチャーに掲載された。(写真は資料写真) 世界で最もよく知られた鳥類群集といえるこのフィンチは、1831年に同諸島に寄港したダーウィンの目に留まった。 ダーウィンは、同諸島に異常なほど幅広い種のフィンチが生息していることに強い印象を受けた。 ダーウィンは、これらの種が単一種から派生したとする説を提唱。これにより進化論の基礎を築いた。 「ダーウィンフィンチ」や「ガラパゴスフィンチ」などの総称で知られているこのフィンチ種は、現在15種