孤独に襲われるとき 「地震が来ると、一人暮らしの心細さを実感する」「具合悪くて寝込んでるとき、誰かいれば……と思ってしまう」「IKEAの家具を一人で組み立てなきゃいけないとき、男手のないつらさが身にしみる」 そんな話をよく聞く。頷ける部分もあるが、私は実はこういうのはわりと平気である。地震が来ればSNSで不安を共有できるし、現実的には食器棚を押さえに走るぐらいで、わりと冷静だしそんなに強い恐怖は感じない。寝込んでいるときはつらいが、コンビニぐらいなんとか行けるし、かかったら起き上がることすらつらくなるインフルエンザの予防接種は必ず受けるし、やばいと感じたらすぐ病院に行く。IKEAの家具は有料の組み立てサービスがある。 一人暮らしも長くなれば、幾多のピンチを一人で越えてきているわけで、「これだけはきつい」と思うことへの対処法も、それなりに知っている。だから、この程度のことでは「一人がつらい」