【オスロAFP=時事】ノルウェーのストルテンベルグ首相は11日、首都オスロで6月のある日、タクシー運転手となり、乗客の声を聴いて回っていたことを明らかにした。車載カメラによる映像をネット上で公開し「人々が本心で何を考えているか知ることが重要だ。本音を話せる場所はどこか。タクシーの中だ」と首相は訴えている。 映像では、乗客から「あなた、首相にそっくり」とすぐに正体を見破られている。首相は素直に認め、運転は8年ぶりであることも白状している。報道によると、乗車料金は受け取らなかった。 ノルウェーは9月9日に総選挙を控えている。世論調査では首相率いる与党連合は2005年から続く長期政権への飽きから劣勢。選挙に負けたらタクシー運転手に転職かとノルウェー紙に問われ「タクシーの乗客からすれば、私が運転手であるより首相の方がましだろう」と答えている。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く