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  • 海側遮水壁の閉合とその効果-汲み上げた護岸の地下水は建屋に戻して汚染水が増えている?- | 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 しばらくぶりの更新になります。 2015年10月26日に海側遮水壁が最終的に閉合されました。 その効果がどうなるのか、だれもが気になっていたところですが、昨日(12月18日)に行われた規制委員会の第38回監視評価検討会において、予想外の情報が出てきましたのでその話も含めてお伝えします。 サブドレン・地下水ドレンの運用を始めるとともに、海側遮水壁が閉合されることが2015年9月に決まりました。そこで残りの9の鋼管矢板を打設し、最後の10m程度を閉合するという作業を行い、10月26日に完成しました。 その結果、地下

    海側遮水壁の閉合とその効果-汲み上げた護岸の地下水は建屋に戻して汚染水が増えている?- | 3.11東日本大震災後の日本
    yajifun
    yajifun 2015/12/22
    “トータルでは建屋の汚染水量はサブドレン稼働前よりも増えていることがわかりました。”
  • 福島県漁連がサブドレン処理水の海洋放出を容認。今後の動きはどうなる? | 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 8月25日、福島県漁連は東電が出した回答を受け入れ、サブドレン処理水の海洋放出を容認しました。これにより、汚染水処理が少し前進することになるはずです。現況を簡単にレビューしたいと思います。 要望書に対して回答をしました。この回答を福島県漁連が受け入れて、今回の決定となったものです。東京電力は8月28日には全漁連からの同様の要望書に対する回答も行っています。 このことがなぜ汚染水処理が進展することにつながるのか、今回は原発事故発生から4年半にわたる全体的な流れを復習してみたいと思います。 1.放射能汚染水の海洋への

  • 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 ずいぶん間が空いてしまいました。今は業が忙しいのでなかなか時間がとれず、毎朝のツイートが精一杯です。汚染水の話はちょっとたまってしまっていますが、今回はお米の話です。 さて、福島県産米の全袋検査は、2012年に始まって以来3年目ですが、今年の検査も1030万検体を超え、大詰めを迎えています。最後の秒読み段階にある現況についてまとめます。 1. 福島米の全袋検査とは 全量全袋検査って何?という方は、申し訳ありませんが、先に今年の11月初めに書いた「26年産福島米の全量全袋検査、10月までの現況のまとめ」を読んで下

  • 初めて観測された山側サブドレンでの高濃度セシウム その原因は? | 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 温泉水関連でトレンチの凍結以外の話題を書くのは久し振りになります。 今回は原子炉建屋の山側にあるサブドレンで初めて検出された高濃度のセシウム(トリチウムではありません)についてです。 1.今回のニュースの持つ意味 10/24、東電は日報において山側サブドレンのNo.18とNo.19でこれまで検出した最高値の800~900倍の高濃度の放射性セシウムが検出されたと発表しました。 私はこのニュースをNHKオンラインで見たのですが、詳細な情報を確認するために東電のHPを見たらNo.18とNo.19ということがわかってビッ

  • 昨年の南相馬市旧太田村の基準値超えの原因、農水省が8月に公表した資料から読み取れること | 3.11東日本大震災後の日本

    稲体と玄米を比較すると、玄米は稲体の1/2~1/3であることがこれまで報告されていますから、このデータは、旧太田村の基準値超えの要因が、土壌によるものの他、土壌以外の別の要因もある可能性を示唆しています。 では、それ以外の要因として何があるでしょうか?詳しい紹介は省略しますが、籾すり機などからの交差汚染の可能性がまずないことは確認されています(規制庁への説明資料6~8ページ)。また、用水からの汚染の可能性についてもほぼ否定できることがわかりました(規制庁への説明資料24~25ページ)。 さらに、土壌などの再巻き上げによる付着の可能性についても調査しており、その可能性は低いということが示されています(規制庁への説明資料18ページ)。 2. イメージングプレートが示す直接汚染の可能性とその原因 これまでの話をまとめると、「旧太田村において基準値超えをした理由の一つとして土壌の性質が考えられるが

    昨年の南相馬市旧太田村の基準値超えの原因、農水省が8月に公表した資料から読み取れること | 3.11東日本大震災後の日本
    yajifun
    yajifun 2014/10/03
    “用水や農機具からのクロスコンタミは明確に否定できる” NHK福島で8/25【南相馬 (東京農業)大学の試験田でも放射性物質 原発から飛散の見解】という報道があった。
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    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 すでに毎朝のツイートではお伝えしていますが、今年も福島県での玄米の放射性物質(セシウム)に対する全袋検査が始まりました。その結果はふくしまの恵み安全対策協議会のHPに掲載され、毎朝更新されています。 全量全袋検査も今年で3年目になります。初めて福島県の全袋検査について知った人のために、2011年から今までの流れと今年のポイントを解説します。 1. 昨年までの福島県における米の放射性物質調査 このブログでは、福島第一原発事故後のお米に含まれる放射性物質について2011年(平成23年)からずっとウオッチしてきました。

  • 5/21に地下水バイパスの地下水を海に放出開始。その影響と情報公開について | 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 前回5/20に「地下水バイパスの地下水は明日(5月21日)初めて海に放出へ」としてお伝えしましたが、東京電力は5/21に地下水バイパスで汲み上げた水561トンを海に放出しました。 沿岸のモニタリング結果が公開されたり、地下水バイパスに関する情報提供のページができましたのでご紹介します。 地下水バイパスのとりくみ」というページが5月21日からできました。そこには地下水バイパスに関する基的な説明が書いてありますが、そこに地下水をどこから汲み上げてどうやって海に流すかというルートを説明した図もあります。 (東京電力H

    5/21に地下水バイパスの地下水を海に放出開始。その影響と情報公開について | 3.11東日本大震災後の日本
  • 地下水バイパスの地下水は明日(5月21日)初めて海に放出へ | 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 日(5/20)、東京電力は規制庁の記者控え室で、日福島県主催で行われた「平成26年度第2回 福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」における説明内容の説明を行いました。 一番のトピックスとして、明日5月21日の10時頃に地下水バイパスから初めて汲み上げて放射性物質が運用目標以下であることを確認した地下水を海に放出する事が正式にアナウンスされました(東電のHPにも掲載)。それに関連する情報を簡単にお伝えします。 ツイッターでアナウンスされます。日は2時間前のアナウンスでした。 日の会見(約90分)に

    地下水バイパスの地下水は明日(5月21日)初めて海に放出へ | 3.11東日本大震災後の日本
  • 地下水バイパスの実施にあたっての運用目標とその問題点 | 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 今回は、4/8に書いた「地下水バイパスで汲み上げた地下水は5月にも海へ放出へ」の続きになります。 福島県漁連の了承が得られたため、東京電力は4/9から地下水バイパスの試験的な汲み上げを開始しました。 4/9には福島県主催の「平成26年度第1回 福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」が開催され、そこで地下水バイパスについての詳しい説明資料がありました。 4/11の記者会見の模様もあわせて私が理解したことを解説します。 地下水バイパスで汲み上げた地下水は5月にも海へ放出へ」でも書きましたが、4/8までに公表

    地下水バイパスの実施にあたっての運用目標とその問題点 | 3.11東日本大震災後の日本
  • 今度はH6エリアタンク上部から100トンの汚染水漏洩!(2)誰がなぜバルブを開けた? | 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 昨日(2/20)に「今度はH6エリアタンク上部から100トンの汚染水漏洩!」を書きました。続報を書くかどうかはその時点ではわからなかったのですが、日の東京電力の資料を見ていると、昨日とはかなり事実関係が変わってきています。 そのため、日の時点での情報をお伝えしたいと思います。特に昨日からの違いについて記載する予定ですので、そもそもの発生経緯については昨日の記事をお読みください。 報道配付資料として掲載されています。 まず、約100トンと予想される漏洩に対して約36トンを回収したということです。東京電力の資料を

    今度はH6エリアタンク上部から100トンの汚染水漏洩!(2)誰がなぜバルブを開けた? | 3.11東日本大震災後の日本
  • 東京電力のSrと全βの測定結果の問題点について、規制庁はどこまで知っていたのか? | 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 2/5の「東京電力のSr測定法の誤りの原因判明。信じられない説明資料の作り方!」と2/7の「東京電力の全β核種の測定はあまりにも杜撰だった!」においてご紹介したように、東京電力の放射能の測定方法、そしてその結果の公表の仕方に問題があることが改めて明らかになりました。その後の2/10の記者会見を聞いてみても、やはりまだしっくりと来ないところがあります。 そこで、東京電力は原子力規制庁に対してはいつどのように報告していたのか、規制庁の面談記録から少し事実関係を洗い出してみました。その結果、予想外の事実が明らかになりま

    東京電力のSrと全βの測定結果の問題点について、規制庁はどこまで知っていたのか? | 3.11東日本大震災後の日本
  • 「福島1原発 汚染水 専用港に流出し続けていた可能性」のNHK報道に関連した話 | 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 昨日、NHKにおいて港湾内への汚染が少しずつ続いているという報道がありました。動画付きなのですが、数日でWebサイトからなくなってしまいますから、まだ見ていない方はお早めに見た方がいいと思います。 (動画のないWeb魚拓はこちら) 今日はこれに関する話を少し書きます。 3/17追記:2月の段階で神田先生の英語の論文がでていることを教えていただきました。後日この論文を読んで追加、修正などあれば対応します。 http://www.biogeosciences-discuss.net/10/3577/2013/bgd-

    yajifun
    yajifun 2013/03/17
    除去困難な核種の排出限度が震災前から別して多く設定されている点に事業者の御都合主義を感じる。その排出限度のままでは放出に何十年もかかる、という記事を最近読んだ。結局規制緩和の話に。
  • クローズアップ現代で紹介された、里山でのセシウム汚染のメカニズム | 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 日(6/20)放送されたクローズアップ現代で「“里山”汚染メカニズムを解明せよ~福島農業・2年目の模索~」という内容が放送されました。この話題、6/7の予定が急遽延期、6/19に放送予定だったのですが台風で延期、2回も流れて今日は3度目の正直でやっと放映されました。 30分の番組の話に昨年までの情報などを交えて簡単にご紹介します。 1.昨年のコメの放射性セシウム この番組の内容の紹介の前に少しだけ昨年の福島県のコメ作りについて復習しておきます。 昨年のコメに関していうと、作付け前に移行係数を0.1とするという事

  • 民間事故調査委員会の報告書はなぜ有料? | 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 2/28、一般財団法人日再建イニシアティブ(船橋洋一理事長)が昨年9月から開始した「福島原発事故独立検証委員会 (民間事故調)」の調査結果をまとめて日記者クラブで記者会見しました。いろいろなニュースで取り上げられていたので、概要はご存じの方も多いと思います。 その報告書、忙しいからあとでHPからダウンロードして読もうと思っていたのですが、実はまだ一般には公開されていないようです。3/11に書籍版と電子書籍でそれぞれ発売になるそうです。早野先生のツイートを見てびっくりしました。 どうしてpdfをHPで公開してく

    yajifun
    yajifun 2012/03/05
    調査自体は幾らで引き受けたのかな。
  • 8/16 宮城県登米市のコメのセシウム 土壌と稲地上部の関係が初めて明らかに! | 3.11東日本大震災後の日本

    残念ながら、検出下限値については手元に資料がないということでしたので、次回の更新時には必ず検出下限値を記載するようにお願いしておきました。でも、放射性セシウム(Cs-134とCs-137の合計)として2.1Bq/kgという低い数値が出ているので、それ以下であることは間違いありません。 今回の独自調査では、同じ田んぼの土壌の放射性セシウムのデータも記載してありました。これも担当者に稲体を取った同じ田んぼかと確認しましたので、単に地区が同じ別の田んぼということはないはずです。1対1に対応していると考えていいはずです。 従って、土壌の放射性セシウムが稲体への移行がどれくらいであるか、という移行係数が求めることができます。それを計算したのが上の表の一番右の部分です。6地区のうち、稲体の放射性セシウムが検出限界以下だった米山町を除いて5地区の平均で、0.050です。 繰り返しますが、これはあくまで土

  • 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。

  • 5/23 ヒラメの放射性セシウムが少しずつ上がってきた!一月後は・・・ | 3.11東日本大震災後の日本

    つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 先週茨城県より発表された、魚介類の放射性物質の検出の結果はドキッとするような数字の並び方でした。 茨城県HP http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/nousanbutsu/20110521_02/files/20110521_02a.pdf 3/31にはセシウムが不検出だったのが、日を追う毎にどんどん上がってきているのがパッとみておわかりになると思います。 これだけでは納得のいかない方のために、「5/10 海洋放射能汚染:その44 ヒラメはいつまでべられ

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