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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (53)

  • トンガ火山噴火、何が起きたのか、1秒間に100回の雷

    2022年1月15日、トンガ王国の海底火山が恐ろしいほどの大噴火を起こした。日の気象衛星が撮影したこの画像の右手に噴火の様子が確認できる。(PHOTOGRAPH BY JAPAN METEOROLOGY AGENCY VIA AP) 2021年末、南太平洋の島国トンガで、海面から顔を出していたある火山島フンガトンガ・フンガハアパイが噴火を始めた。当初は灰色の噴煙と控えめな爆発が起こる程度のもので、トンガの住民以外に気付く人もほとんどいなかった。 年明け早々にいったん活動が穏やかになったが、その後一転して激しくなり、高く上がった火山灰の柱は、記録的な量の雷を発生させた。「1分間に5000〜6000回、つまり1秒間に100回の雷が発生するようになったのです。信じがたい量です」。気象測定を行うフィンランドの企業ヴァイサラ社のクリス・バガスキー氏はそう述べている。 そして1月15日、火山は凄まじ

    トンガ火山噴火、何が起きたのか、1秒間に100回の雷
    yajifun
    yajifun 2022/01/18
    “急速に移動する空気が波に衝突し、その力によって水が押しのけられたこの現象は、メテオ津波(気象津波)と呼ばれている” meteotsunami https://www.nationalgeographic.com/science/article/the-science-behind-the-tonga-eruption-and-tsunami
  • 凧揚げと大根

    凧(たこ)揚げをしている子どもたちのそばで、たくさんの大根が木につるされている。ナショナル ジオグラフィックの写真アーカイブを検索しているときにこの写真を見つけ、思わず目を留めた。 面白い光景だが、撮影時期や場所がわからない。米国ワシントンの部に保管されている写真プリントの裏に、手がかりとなる情報が記載されているだろうか。そう思って、担当者に調べてもらったものの、書かれていたのはこれだけだった。「凧揚げ。小さな木につるしてある大根は、畑から抜いて洗ったばかりのもので、この後市場へ運ばれていく」 この写真を撮ったのは、100年以上前に誌の記者と写真家として活躍したエライザ・R・シドモア。1856(安政3)年に米国で生まれ、ナショナル ジオグラフィック協会の理事も務めた女性だ。1884(明治17)年からたびたび日を訪れた親日家で、そのときの記録を誌に寄稿したほか、著書『シドモア日紀行

    凧揚げと大根
    yajifun
    yajifun 2022/01/06
    Kobe, 1906 • New Year Celebrations 17 | OLD PHOTOS of JAPAN https://oldphotosjapan.com/photos/666/new-year-celebrations-17 ← ここもあてになるのか不明だけど… “ARTIST KOZABURO TAMAMURA” 玉村康三郎が撮影 という事になってるね
  • EUでは屋外の使用禁止も、ネオニコチノイド系殺虫剤とは

    島根県宍道湖におけるウナギとワカサギの激減と殺虫剤ネオニコチノイドの関連をひもとく論文が、学術誌「Science」に発表されたのは2019年のこと。この研究を主導したのが、宍道湖の研究をライフワークとする東京大学教授の山室真澄氏だ。その核心はナショジオのニュースでも紹介したが、科学ミステリーのような山室氏の新刊『東大教授が世界に示した衝撃のエビデンス 魚はなぜ減った? 見えない真犯人を追う』(つり人社)の「第1回」から、謎解きに至るまでのエピソードを抜粋して紹介する。(全3回)

    EUでは屋外の使用禁止も、ネオニコチノイド系殺虫剤とは
  • ウナギとワカサギが激減した宍道湖

    魚類と呼ばれる動物は5億年前から地球に存在し、現在の世界の海や川には3万3462種もいるとされる。魚類がうまれてからの5億年の間には、すべての生物種の9割以上が絶滅した大量絶滅時代(約2億5100万年前、ペルム紀末)があり、魚類も大部分が絶滅した。 書で対象としているのは、そんな壮大な物語ではない。全魚類ではなくウナギとワカサギの2種類だけ。そのうえ世界全体ではなく日、それも島根県の宍道湖という汽水(=海水と淡水が混じった水)の湖で起こったできごとが中心だ。この湖では1993年からウナギとワカサギがまったく漁獲されなくなるくらい減ってしまった。その原因は何か? 著者は水田で使われる農薬の一種であるネオニコチノイド系殺虫剤の影響だと考えている。 宍道湖は面積79㎢の日で7番目に広い湖で、湖当たり年間漁獲量は長年、日一をキープしている。漁獲量の大部分は魚ではなくヤマトシジミという二枚貝

    ウナギとワカサギが激減した宍道湖
  • 8万人の命を奪ったドラキュラ伯爵のモデル「串刺し公」ヴラド3世の生涯

    生前に描かれたヴラド3世(1431~1476年)の肖像画の模写。現在は、オーストリア、インスブルックにあるアンブラス城に展示されている。(ERICH LESSING/ALBUM) ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」のモデルの一人と言われるヴラド3世は、現在のルーマニア南部にかつて存在したワラキア公国の君主だった。ワラキア公国は1859年にモルダビア公国と統合し、ルーマニア王国として生まれ変わる。ヴラド3世は、1448~1476年の間に断続的にワラキア公国を統治し、ヴラド・ドラキュラ(ドラゴンの息子という意味)とも呼ばれていた。しかし、敵を拷問するなど暴虐の限りを尽くしたことから、ルーマニア語で「ヴラド・ツェペシュ」、すなわち「串刺し公ヴラド」という呼び名で最もよく知られるようになった。一部では、その生涯の間に8万人以上の命を奪ったともいわれている。犠牲者の多くは、串刺しにされて殺された

    8万人の命を奪ったドラキュラ伯爵のモデル「串刺し公」ヴラド3世の生涯
  • 9.11の現場を生き延びた、NYの貴重な考古学的遺物 写真15点

    1992年、都市考古学者のシェリル・ウィルソン氏は、米ニューヨーク州マンハッタンにある世界貿易センターで、「ニューヨーク・アフリカ人墓地プロジェクト」の研究室に使えそうな物件を探していた。管理会社はツインタワー北棟の67階はどうかと提案したが、高いビルは苦手だったので、最終的にその隣にある8階建ての第6ビル(6WTC)の1階と地下室に落ち着いた。 そして2001年9月11日、ツインタワーに2機の航空機が突入し、ビルは崩落。3000人近い死者を出した。このとき北棟の正面の部分が第6ビルの上に崩れ落ち、ウィルソン氏の研究室に収められていた数十万点もの歴史的遺物もろとも破壊した。それらは、ニューヨークの町の起源や、この町を世界的大都市へと成長させた奴隷や労働者たちの歴史を伝える貴重な資料だった。

    9.11の現場を生き延びた、NYの貴重な考古学的遺物 写真15点
    yajifun
    yajifun 2021/09/13
    “奴隷たちの平均寿命は、24~26歳だった”
  • あの偉人も! こんなにいる郵便局で働いていた米国の著名人

    米国で発行されたエイブラハム・リンカーン大統領(1809〜1865)の切手。1954年11月19日に発行された。(PHOTOGRAPH BY BLANK ARCHIVES, GETTY IMAGES) 米国の著名人には、有名になる前やなった後に郵便局で働いたという人が意外と多い。顔ぶれも実に多彩で、歌手、作家、俳優、スポーツ選手、そして大統領までいる。 エイブラハム・リンカーンはそうした一人だ。作家のリチャード・ライトや、オリンピック金メダリストの競泳選手シャーリー・ババショフ、ウォルト・ディズニー、歌手のジョン・プラインやブリタニー・ハワードも、米国の郵便局で働いたことがある。ノーベル文学賞を受賞したウィリアム・フォークナーにいたっては、勤務怠慢を理由に郵便局長をクビにされたという逸話が残る。 建国以来、米国の郵便局は人々のコミュニケーションの橋渡しをする機能を果たしてきた。そこで働く人

    あの偉人も! こんなにいる郵便局で働いていた米国の著名人
    yajifun
    yajifun 2021/08/29
    “手紙がモチーフとなっている『Dear フランキー』のキャンペーンで来日した際、赤坂郵便局で1日局長を務めた” ジェラルド・バトラーのwikiにあったので 海外の人は割と名誉に思うのかも
  • 5本の映画になった実話「バウンティ号の反乱」とは

    1789年4月28日、ウィリアム・ブライ艦長率いる英海軍の船バウンティ号で反乱が起こった。楽園のようなタヒチで何カ月も過ごした船の乗組員たちは、南太平洋の島に永住したいと考えた。(PAINTING BY ROBERT DODD, BRIDGEMAN IMAGES) 美しい南の島。壮大な船の旅。乗組員による反乱。1787年11月に英国海軍の輸送船バウンティ号がイングランドを出航した時、その後に待ち受ける運命を誰も想像だにしなかっただろう。 今では、事件は「バウンティ号の反乱」として知られるようになり、20世紀だけで5もの映画が製作された。ありえない物語のように語り継がれているが、この船と乗組員に起こったことは紛れもない事実だ。 タヒチで奴隷の料を調達せよ 海軍の船とはいえ、バウンティ号の任務はいたって平和的だった。艦長のウィリアム・ブライは、熱帯の果実であるパンノキの実を、南太平洋の島、

    5本の映画になった実話「バウンティ号の反乱」とは
  • 米西海岸沖に現れたUFO「チクタク」 目撃者の証言と映像

    2004年、米海軍の飛行士たちが、カリフォルニア州沖で赤外線カメラがとらえた楕円形の未確認飛行物。1分10秒過ぎに突然加速して左に消える。この物体はすぐに「チクタク」と呼ばれるようになった。(VIDEO BY U.S. DEPARTMENT OF DEFENSE) 米国家安全保障当局は6月25日、未確認飛行物体(いわゆるUFO)の一連の目撃事例に関する報告書を議会に提出した。これまでほとんど重要視されてこなかったこのトピックが、正式な調査対象として受け入れられたことを示す画期的な出来事だ。 国家情報長官室が作成したこの文書は、不可解な遭遇事例について新たな情報を提供している一方で、多くの重要な疑問は未解決のまま残されている。そこで、目撃者の証言を含め、いくつかの興味深い遭遇事件を詳しく紹介しつつ、これから3回に分けて報告書を検証してみたい。 海軍のパイロットをはじめとする軍人たちは、何十年

    米西海岸沖に現れたUFO「チクタク」 目撃者の証言と映像
    yajifun
    yajifun 2021/07/04
    <検証>米国「UFO報告書」第1回 発端となった2004年の遭遇 第2回 2014~15年の目撃証言と映像 第3回 謎は多いが米国は真剣
  • 海のプラスチックごみ、主要な流出源は都市部の小さな河川、研究

    インドネシアのシアク川に浮かぶプラスチックと発泡スチロールごみ。(PHOTOGRAPH BY AFRIANTO SILALAHI, BARCROFT MEDIA/GETTY IMAGES) プラスチックごみが海に流れ出るのを防ぐにはどうすればよいか? 一つは、川から流れ出るごみを減らすことだ。 河川は、プラスチックごみが海に流出する主要なルートになっている。2017年の研究では、海へ到達するプラスチックごみの90%が、ナイル川、アマゾン川、長江(揚子江)など世界有数の10の大河から流れ出ているとする成果が発表された。同じ年にもう1件、よく似た研究成果が報告され、大河の浄化が問題解決に大きな効果をもたらすという点で、研究者たちの見解は一致していた。 しかし、2021年4月30日付で学術誌「Science Advances」に発表された新たな論文は、この見解を覆した。プラスチックごみの80%が

    海のプラスチックごみ、主要な流出源は都市部の小さな河川、研究
    yajifun
    yajifun 2021/05/16
    “河川からごみを収集する「インターセプター」という名のごみ回収船…米ボルチモアの清掃船「ミスター・トラッシュ・ホイール」の応用…2008年から川のごみ回収に活躍しており、現在は4隻の清掃船が配備されている”
  • マスクは? 集会は? 旅行は? コロナワクチン接種後の行動Q&A

    ワクチン接種を受ける人が増えるにつれ、以前のような社会への「安全な戻り方」が重要な課題となってくる。(PHOTOGRAPH BY MICHAEL CIAGLO, GETTY IMAGES) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)が始まってから約1年が経過した。世界の死亡者が240万人超、米国内だけで50万人弱という驚異的な数に達する中、希望をもたらしてくれるのは、記録的な速さで開発された複数のワクチンだ。 ワクチン接種を受けた人の数が日に日に増え続ける中、ワクチンを打つと日々の暮らしぶりがどう変わるのかについて疑問を持っている人も少なくないだろう。屋内で友人たちと会ったり、マスクをせずに買い物をしたりといった、これまで危険とされてきた行動は、ワクチン接種を受ければ安全になるのだろうか。 ここでは、ワクチン接種後の一般的な行動におけるリスクについて、専門家

    マスクは? 集会は? 旅行は? コロナワクチン接種後の行動Q&A
    yajifun
    yajifun 2021/02/17
    “最初のステップ…徹底した接触者追跡を効果的に実施…「追跡については過去にも検討されましたが、実際には米国全土で感染者数があまりに多くなり、追跡システムが圧倒されてしまったのです」”
  • なぜ変異株にもコロナワクチンは効くのか、その根拠とは

    100歳のエレン・プロッサー(通称ネル)さんが、英オックスフォード大学と英製薬大手アストラゼネカが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける。2021年1月7日、英ロンドン南東部シドカップにあるサンライズケアホームにて。(PHOTOGRAPH BY KIRSTY O'CONNOR, POOL, AFP VIA GETTY IMAGES) 新型コロナウイルス感染症の症例が報告されてから1年以上が経過した今、公衆衛生当局は新たな脅威に直面している。変異株だ。12月には英国で初めて「B.1.1.7(20I/501Y.V1)」が、同じく12月に南アフリカで「501Y.V2」が、そして1月13日にはブラジルで「P1」が確認された。 これらの変異株の致死率が従来株よりも高い証拠はない。しかし、突然変異によってウイルスのスパイクたんぱく質(人間の細胞に取り付く部分であり、ワクチンの標的となる)

    なぜ変異株にもコロナワクチンは効くのか、その根拠とは
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    yajifun 2021/01/23
    “ウイルスの進化を遅らせ、変異させないためには…マスクを着用し、手を洗い、ソーシャルディスタンスを保ち、そしてできるだけ早く予防接種を受けることだ”
  • 米議会乱入事件、政治家たちが発した19の言葉

    1月6日水曜日、ドナルド・トランプ大統領の支持者たちが米連邦議会議事堂の外に集まった。議員たちが2020年の大統領選の結果を認定しようという時、反乱者たちが建物を襲撃した。(PHOTOGRAPH BY TAYFUN COSKUN/ANADOLU AGENCY VIA GETTY IMAGES) 米国で起きた前代未聞の議会乱入事件。インターネット上には様々な感情が吹き荒れ、騒然となった。ツイッターはトランプ米大統領のアカウントを停止、その中には選挙を「盗まれた」とし、米連邦議会議事堂を襲撃した暴徒たちを「特別な人々(special people)」と呼んだ動画も含まれていた。 米国時間の1月6日午後、反乱者たちが建物に侵入した。バイデン氏の勝利を認定する審議を中断させ、議員らを一時避難に追い込み、幾人もの死者が出た。政界からは非難の声が噴出し、民主党議員だけでなく多くの共和党議員からも、自身

    米議会乱入事件、政治家たちが発した19の言葉
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    yajifun 2021/01/09
    暴徒 反乱
  • なぜ冬にコロナは広がりやすいのか? 理由は「密閉」の他にも

    季節の変化は、ウイルスのふるまいを変え、病気に対する人間の自然な抵抗力をも変化させる。寒く、乾燥し、日光の量も少ない冬の間は、新型コロナウイルスをはじめとする呼吸器疾患への抵抗力が下がるという。(PHOTOGRAPH BY MUSTAFA OZTURK, ANADOLU AGENCY VIA GETTY IMAGES) 「冬の訪れが夏の病をいやし、夏の訪れが冬の病をいやす」と書いたのは、古代ギリシャの医師であり哲学者のヒポクラテスだった。インフルエンザの季節性を最初に記録したとされるその言葉から2400年の時が過ぎても、なぜ季節によって増えたり減ったりする病があるのかは、はっきりとは解明されていない。 だがこれまでの研究で、季節の変化がウイルスのふるまいを変え、感染症に対する人間の体の抵抗力にも影響を与えることがわかっている。特に冬になると、寒さ、乾燥した空気、日照不足といった要因で、イン

    なぜ冬にコロナは広がりやすいのか? 理由は「密閉」の他にも
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    yajifun 2020/12/18
    “人が室内にこもりやすい冬になると新型コロナウイルスの感染が拡大するだろうと、公衆衛生の専門家は警告してきた” どうかなぁ…日本の専門家でこの点を強調した人はいないように思うが
  • 宇宙から持ち帰った未知のサンプルから地球を守るには

    NASAの有人宇宙船センター(現ジョンソン宇宙センター)内にあった月試料研究所で、アポロ14号の宇宙飛行士2人が持ち帰った岩石を顕微鏡で観察するダニエル・H・アンダーソン博士。月面のフラ・マウロと呼ばれるエリアで採取された。(PHOTOGRAPH BY NASA) 2020年12月6日、オーストラリアの砂漠で、小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰ったカプセルが回収された。中には小惑星「リュウグウ」の岩石や塵が入っている。炭素が豊富なリュウグウには、生命の原材料があるのではと考えられている。 試料が汚染されないよう、カプセルは8日に早速、宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパス内にある地球外試料キュレーションセンターへ運ばれた。そこは、宇宙から持ち帰った物質が地球の有機物で汚染されないように守るための研究施設だ。 これまでの宇宙探査では主に、地球由来の物質が太陽系を汚染しないことに重点

    宇宙から持ち帰った未知のサンプルから地球を守るには
    yajifun
    yajifun 2020/12/17
    “BSL-4では、エボラウイルスなど致死率が高く非常に危険な病原体が扱われる。ここでは、室外から空気を送る管が付いた全身を覆うスーツを着ることになる。”
  • 2020年科学の10大ニュース、コロナ以外から紹介

    チキウイテ洞窟で動植物の遺伝的痕跡を探す研究者たち。発掘エリアの汚染を防ぐために防護服を着用している。(PHOTOGRAPH BY DEVLIN GANDY) 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)の陰に隠れてあまり目立たなかったが、今年も大きな科学的発見がたくさんあった。2020年が終わろうとしている今、あなたが見逃していたかもしれない重要な発見を振り返ってみよう。 地球最古の物質を発見、なんと太陽誕生より古かった 太陽が誕生する何十億年も前、瀕死の恒星が宇宙にダスト(微粒子)を放出した。ダストの一部はほかの岩石に取り込まれて宇宙を漂い、1969年9月に明るく輝きながら地球に落下した。落下地点がオーストラリアのマーチソン村だったため、マーチソン隕石と呼ばれている。 隕石の中から見つかった非常に古い大きな粒子は、年老いて爆発した星から飛んできたダストだった可能性がある。写真

    2020年科学の10大ニュース、コロナ以外から紹介
    yajifun
    yajifun 2020/12/08
    ”今年8月、NASAはベテルギウスが突然暗くなった理由を、星の「げっぷ」だと説明…華々しい最期を迎えるのはまだ先のようだ” https://www.nationalgeographic.com/science/2020/12/10-awesome-science-discoveries-you-may-have-missed-in-2020/
  • パンデミック続く2020年末 米国では6人に1人が飢餓の懸念

    2020年11月半ばのある朝、米テキサス州に拠点を置くノース・テキサス・フードバンクのトリシャ・カニングハム会長は早い時間から、ダラス南部の大きなイベント広場にやってきた。4列の車列が、会場入り口からダラス中心部の超高層ビル群のほうまで、数キロにわたって延びている。前の晩からやってきて、車で夜を明かした人たちもいる。サンクスギビング(11月末の感謝祭)をしのぐための料配布を待っているのだ。 米国最大の料支援団体である「フィーディング・アメリカ」によれば、20年末までに5000万以上の人々が料不足に陥るおそれがある。これは、米国人の6人に1人、子どもの4人に1人に当たる。2019年に比べて50パーセント近くの増加だ。米ノースウェスタン大学が6月に行った調査によれば、料不足は全米で倍増し、子どものいる世帯では3倍に拡大している。 「失業した」が大半に フィーディング・アメリカのフードバ

    パンデミック続く2020年末 米国では6人に1人が飢餓の懸念
    yajifun
    yajifun 2020/11/30
    “食料配布を求め長蛇の車列”
  • 「9割に有効」のファイザー社ワクチン候補、発表を読み解く

    製薬会社の米ファイザー社と独ビオンテック社が開発したワクチン候補の第3相試験に使われる注射器を持つ医療従事者。10月27日、トルコのアンカラ大学イブンシーナ病院で撮影。両社は11月9日にニュースリリースを発表し、開発中のワクチンが新型コロナウイルス感染症を効果的に防いだと報告した。(PHOTOGRPAH BY DOGUKAN KESKINKILIC, ANADOLU AGENCY VIA GETTY IMAGES) 米ファイザー社と独ビオンテック社が9日、新型コロナウイルスワクチン候補の最終治験における初期の結果について、ウイルスへの感染を効果的に防いだと公表すると、世界中で驚きの声が上がった。全世界で感染者が急増し、ロックダウンや集中治療室(ICU)の対応能力の問題が再浮上している現在、これは歓迎すべきニュースだ。 何より驚かされたのは、ワクチンの効果が業界の読みをはるかに上回っていた点

    「9割に有効」のファイザー社ワクチン候補、発表を読み解く
  • コロナ「誤情報」はなぜ、どこからどのように広まるのか? 研究

    2020年5月1日、米国カリフォルニア州ハンティントンビーチで開かれた集会で、「新型コロナはでっちあげ」と書いた紙をマスクに貼ってロックダウンに抗議する人。(PHOTOGRAPH BY JAMIE LEE CURTIS TATE) 人々が何かを正しく理解することに、誤った情報がどれほど影響を与えるかをいちばんよく知っている人々といえば、気候科学者だろう。彼らは長年、地球の温暖化を示す科学的な知見を伝えようと努力する一方で、誤った解釈やフェイクニュースとも闘ってきた。コロナ禍の今、これと同様のインフォデミック(正しい情報と誤った情報の両方が氾濫している状態)が世界を揺るがせている。 近年、インターネットを使って簡単に学術論文を入手できるようになったおかげで、誰もが新型コロナや気候変動のにわか専門家になれるようになった。しかしこうした人々は、自分に都合のよいデータを選び出して、もっともらしいこ

    コロナ「誤情報」はなぜ、どこからどのように広まるのか? 研究
    yajifun
    yajifun 2020/11/01
    「新型コロナのパンデミックは、誤情報が公衆衛生に対して現実かつ迅速に影響を及ぼしうることを、恐ろしく悲惨な形で示しています」
  • 新型コロナが「スーパー抗原」の可能性、一部が細菌毒素に酷似

    患者から分離された新型コロナウイルス粒子の透過電子顕微鏡写真。CDCの新たな報告書は、21歳未満の致死的なCOVID-19症例を分析。その大半は、小児多臓器炎症症候群(MIS-C)と呼ばれる症状に由来していた。(Image by NIAID) 2020年2月以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した米国の子どもは74万1000人におよぶ。 幸いなことに、その大半は比較的症状が軽く、また感染した子どもの16〜45%は無症状とも言われる。一方で、このグループ(21歳未満)の子どもたちは、「小児多臓器炎症症候群(MIS-C)」と呼ばれる重篤な疾患を発症することがある。 MIS-Cの初期症状には、発熱、発疹、腹痛、下痢、嘔吐などが含まれる。急ピッチで進められた数カ月におよぶ研究のおかげで、当初は原因がわからなかったさまざまな症状を、明確な疾患として特定できるようになった。 MIS

    新型コロナが「スーパー抗原」の可能性、一部が細菌毒素に酷似