【読売新聞】 インターファクス通信によると、ロシア下院のピョートル・トルストイ副議長は17日、ロシアがメンバーとなっている世界貿易機関(WTO)や世界保健機関(WHO)といった国際機関との関係について、脱退も含めて再検討するよう外務
平等院内塔頭から発見 新型コロナウイルスの感染拡大で一躍有名になった、疫病封じをするという妖怪「アマビエ」。江戸時代の瓦版に描かれたアマビエを模写して民衆に配られたとみられる札が、世界遺産・平等院(宇治市)内の塔頭(たっちゅう)で発見されていたことがわかった。専門家は「アマビエへの信仰が広がっていたことを裏付ける貴重な史料だ」と話している。(大川哲拓) 疫病退散 信仰裏付け アマビエは、江戸時代末期の1846年、肥後国(熊本県)の海に出現したと伝わる妖怪。京都大付属図書館が所蔵する瓦版には、うろこに覆われたような胴体と、3本のひれを持つ姿が描かれ、「今年から6年間は豊作になる。だが病がはやる。私を写し、人々に見せよ」と告げた、と記されている。 平等院の神居文彰住職(58)が昨年1月頃、塔頭・浄土院の所蔵庫を整理していた際、「疫病退散 尼比恵」と書かれた封筒の中にある札を発見。コロナ禍で全国
処理水の問題について語る双葉町の伊沢町長(右)と大熊町の吉田町長(11日、いわき市で)処理水のタンクが敷地いっぱいに広がる東京電力福島第一原発。手前が大熊町で、奥が双葉町(今年2月21日、本社機から撮影) 大熊、双葉町長 「処分方法国は判断を」 「処理水の保管継続は振り出しに戻ること。何の解決にもならない」――。東京電力福島第一原発が立地する大熊町の吉田淳町長と双葉町の伊沢史朗町長が読売新聞のインタビュー取材に応じ、汚染水を浄化して原発敷地内のタンクにためている「処理水」の保管継続を求める動きに明確な反対姿勢を示した。その上で国には、処分方法の決定を急ぐよう求めている。 廃炉作業に伴う汚染水は、1日約180トン発生。東電は浄化装置で放射性物質を取り除いて処理水にしているが、水素と化学的性質がほぼ同じトリチウムは取り除けず、敷地内のタンクで保管してきた。ただ、建設用地には限りがあり、2022
記事の不正が発覚した広報誌「JR EAST」 JR東日本は29日、社外向け広報誌「JR EAST」6月号で、過去に取材、掲載した大学教授のインタビューの内容を改変して記事にしていたと発表した。外注先の編集者が教授にインタビューを断られたため、捏造(ねつぞう)したといい、教授の名前を偽名にし、本人の顔写真も加工して掲載していた。同誌は今月発行の7月号で休刊を決めた。 JR東や外注先の「ケイオフィス」(東京都渋谷区)によると、男性編集者が早稲田大の浦田秀次郎教授に「インフラの海外展開」をテーマにインタビューを依頼したが、「現在の専門分野と異なる」などとして断られた。 編集者は締め切りが迫っていたため、同様のテーマで6年前に掲載した浦田教授のインタビュー記事に自ら調べたデータなどを付け足し、名前を「浦野正次」とした上で、表情などを加工した顔写真を載せた。 編集者はJR東に「教授がペンネームでの掲
TOKIOを農産物PRのテレビCMなどに起用してきた福島県の内堀雅雄知事は7日の定例記者会見で、今年度も引き続き、TOKIOを起用する方針を発表した。 3日にジャニーズ事務所に起用する意向を伝えたところ、事務所が受け入れた。7月頃を目指し、4人によるテレビCMやポスターなどを制作する。 内堀知事は「東日本大震災と東京電力福島第一原発事故以降、県産農産物を全力で応援してくれた。5月2日の記者会見で、4人が自分の言葉で福島への思いを述べ、本当に気遣ってくれていると感じた」と説明した。県は問題発覚後、県産農産物のPRポスターを県庁などから撤去していた。 県には6日午後1時までに、TOKIO起用を巡って448件の意見がメールで寄せられたが、大半が起用継続を望む内容だったという。
関西学院大(兵庫県西宮市)の外国人講師が、福島県出身の女子学生に対し、「放射能を浴びているから電気を消すと光ると思った」と発言していたことがわかった。 女子学生は精神的ショックで体調を崩しており、休学も検討しているという。大学側は「差別的な発言だった」と認め、今月17日付で講師を減給3か月の懲戒処分とした。 女子学生は2014年4月、福島県内の高校から同大学に入学した。 大学などによると、同年秋、女子学生が英語の授業を受けていた際、40歳代の外国人非常勤講師が教室の電気を消し、日本語と英語で「(福島県出身なのに)光らないな」などと発言したという。授業は約30人の学生が受講していた。 女子学生は当初我慢していたが、昨年4月に同大学のハラスメント相談センターに申告。その後、授業を休むようになった。
東日本大震災の被害が大きかった福島県浪江町で、震災直後の捜索活動に携わった警察官や自衛隊員らが町立請戸(うけど)小学校の黒板に残した激励のメッセージが消され、復興とは直接関係がない書き込みが相次いでいる。 地元住民らは「危険を顧みず献身した人々のメッセージを消さないで」と呼びかけている。 同町請戸地区は津波で127人が死亡し、27人が行方不明のままだ。2階建ての校舎1階は柱と一部の壁だけになったが、2階部分の教室は残り、震災直後は捜索活動の拠点となった。 メッセージは2階にある6年生などの各教室の黒板に残され、「復興をあきらめない」「頑張れ請戸」「ここに帰れることを願っています」などの思いがチョークで書かれた。東京電力福島第一原発から約4キロにあり、警戒区域として一般の立ち入りは厳しく制限されていたが、2013年4月に避難指示解除準備区域となって日中の出入りが可能になると、メッセージが消さ
東京電力などは今夏にも、福島第一原子力発電所2号機の格納容器の中心部に、新たに開発する小型ロボットを送り込み、溶融した燃料の状態を調べる。 溶融燃料の本格調査は、2011年の事故以来、初めて。21年末までに始める予定の溶融燃料取り出しに向け、第一歩になる。調査結果を踏まえ、東電などは、取り出し作業を行うロボットの詳細な設計や開発を進める方針だ。 4月に1号機に投入されたロボット2台は、圧力容器の周辺の状況を調べ、がれきなどが散乱している様子を撮影した。これに対し、2号機の調査では、圧力容器の下部に通じる作業用レールを使って、格納容器の中心部までロボットを送り込む。炉心溶融した1~3号機の中で、2号機は圧力容器下部へのルートの損傷が少ないことなどから、2号機での燃料の調査を先行することにした。 コンピューターによる模擬計算では、2号機は溶融した燃料の一部が格納容器の底に落ちているとみられる。
日米の共同研究機関「放射線影響研究所」(広島、長崎両市)は2日、被爆時に10歳未満で1シーベルトの放射線を浴びた場合、10ミリ以上の甲状腺結節(しこり)ができる可能性が線量ゼロの人の2・65倍になるとの研究結果を発表した。一般に結節の10%前後は悪性腫瘍(がん)とされ、幼少期に被爆した人が甲状腺がんになるリスクの高さが、改めて裏付けられた。 結果をまとめた論文は昨年12月、米医師会の雑誌(電子版)に掲載された。 調査は2007年から11年、被爆時10歳未満だった2668人(平均年齢68・2歳)を対象に実施。このうち、10ミリ以上の甲状腺結節ができていた470人について、被爆時の年齢や浴びた放射線量の関係を分析したところ、被曝(ひばく)線量が多く、被爆時の年齢が低いほど、結節ができる割合は高くなった。 一方、10ミリ未満の小さな結節の場合、被曝線量との関連はなかったといい、今泉美彩研究員は「
人気ロックバンド、サザンオールスターズの桑田佳祐さん(58)は15日、昨年末に4回、横浜市内で行われた年越しコンサートで、受章した紫綬褒章を披露した際、ファンに対する感謝の表現方法に「配慮が足りなかった」などとして、所属事務所と連名で、おわびと説明の文書を発表した。 12月31日に行われた公演で桑田さんは、紫綬褒章をズボンのポケットから出してステージで披露。「5000円からいきましょう、ほしい人」などと、客席に語りかけるなどした。 文書では「ジョークを織り込み、紫綬褒章の取り扱いにも不備があったため、不快な思いをされた方もいらっしゃいました。深く反省すると共に、ここに謹んでおわび申し上げます」などとしている。
群馬大学病院(前橋市)で腹腔鏡(ふくくうきょう)を使う高難度の肝臓手術を受けた患者8人が死亡した問題で、病院側が保険適用外の手術を保険がきく手術として診療報酬を不正請求していた疑いのあることが、遺族らの証言などでわかった。 病院では、8人を含む保険適用外の56人の事例について調査を進めており、不正に受け取っていたと判明すれば健康保険組合などの保険者に返還するとみられる。 腹腔鏡を使う肝臓の切除手術は、比較的実施しやすい「部分切除」などについては2010年4月から保険適用されている。しかし、難易度の高い「区域切除」などの手術の場合は保険適用が認められていない。 14日開かれた記者会見で群馬大病院は、死亡した患者に行った手術がすべて保険適用外の難しい手術であることを認めた。保険適用外の手術は通常、費用は研究として病院持ちで行うか、自費診療として患者側が全額支払う形になる。
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