「海のプラごみ」論文、米科学誌が取り消す : 科学・ＩＴ : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

【ワシントン＝三井誠】米科学誌サイエンスは３日、昨年６月３日に掲載した、海洋の微小なプラスチックごみが魚の成長や行動に悪影響を与えるとする論文を取り消すと発表した。 論文はスウェーデン・ウプサラ大の研究者が発表したもの。同誌は、論文の基になった実験データが保存されていないことなどが理由と説明している。 一部の研究者から内容に疑問の声が上がり、論文を書いた研究者２人が４月２８日、同誌に論文取り消しを求めていた。 同大の発表によると、研究者は「結果が正しくても疑いが残る限り信頼されない」と説明しているという。同大は事実関係の調査を進める方針だ。

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（読売）「海のプラごみ」論文、米科学誌が取り消す　論文はスウェーデン・ウプサラ大の研究者が発表したもの。同誌は、論文の基になった実験データが保存されていないことなどが理由と説明している。