自民党の谷垣禎一総裁は22日、口蹄疫(こうていえき)の問題について「10年前にも起きているのに、農水省のノウハウが使えなかった。生半可な政治主導のもとで役人が指示待ちになっていた」と鳩山政権の対応を批判。「赤松(広隆)大臣は明らかに初動が遅れた。不信任案も考えないとならない」と述べ、今国会に農林水産相に対する不信任決議案を提出する考えを示した。福島県郡山市での講演で語った。 谷垣氏はまた、「与野党で衆知を集め、拡大阻止のため家畜伝染病予防法を改正しないと」と強調。自民党は被害農家に対する処分費用の全額補償などを盛り込んだ法案を週明けに提出する予定で、与党に対し今国会での成立に向けて協力するよう呼びかけた。