筆者の周辺でもそんな声を聞くことが増えた。2026年度当初予算案は、高市早苗首相による身勝手な衆院解散によって年度内成立こそできなかったものの、国民の大きな注目を集めることもなく無難に成立した。 インテリジェンスの司令塔機能を担う「国家情報会議」設置法案も、野党の一部も賛成して静かに衆院を通過した。このままなら今国会で成立するのだろう。高市首相は「国論を二分する大胆な政策」などと声高に叫んでいたが、国会は全く「二分されていない」状況だ。 野党が「目立たない」のは、直近の衆院選(2月8日投開票)で惨敗したからだ。 数が少なければ何もできない——。そう釈明したい向きもあるかもしれない。 だが、そんな理由に安易に頼るのは間違いだ。いくら「多弱」と言っても、野党がまとまればそれなりに存在感を示すことも不可能ではないのに、誰もそのために汗を流そうとしていない。 それどころか、野党同士が細かい戦術の違

