中央アフリカの首都バンギ(Bangui)の病院で、山刀で受けた傷の手当てを受けた少年(2013年12月18日撮影)。(c)AFPFRED DUFOUR 【12月19日 AFP】宗教対立に起因する戦闘で多数の死者が出ている中央アフリカの情勢について、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は19日、首都バンギ(Bangui)で2日間に約1000人が殺害されたとする報告書を発表した。これまで国連(UN)は、衝突の死者をバンギで約450人、国内その他地域で150人と推計していた。 アムネスティが2週間かけて行った調査報告によると、バンギでは今月初め、キリスト教系の民兵組織「反バラカ(anti-balaka)」がイスラム教徒の住宅を1戸ずつ襲撃し、男性60人ほどを殺害した。 これに対する報復として、イスラム教系の武装勢力連合「セレカ(Seleka)