国立天文台ハワイ観測所は6月20日、東北大学などの大学や国立天文台から構成された共同研究チームによる「すばる望遠鏡」を使った観測によって、天の川銀河の境界を初めて確認することに成功したと発表しました。 私たちが住む天の川銀河は、存在が確実視されている超大質量ブラックホール「いて座A*(エースター)」を中心に多数の天体が集まった中央部分の「バルジ」、バルジの周辺で渦を巻きながら平たく広がる「円盤(銀河円盤)」、バルジと円盤を取り囲むように球状に広がる「ハロー(銀河ハロー)」から構成されています。 天の川銀河の想像図。ここに描かれているのは中央の黄色みががった「バルジ」とその周囲で渦を巻く「円盤」のみで、さらにその周りに広がる「ハロー」は描かれていません(Credit: NASA/JPL-Caltech/R. Hurt (SSC/Caltech))天の川銀河の大きさは差し渡しおよそ10万光年と
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