14世紀半ばに、ヨーロッパ全土で猛威をふるった黒死病。 これは、ペスト菌(Yersinia pestis)によって感染する「ペスト」の俗称であり、過去に3度の大流行がありました。 そのうち2度目にあたる、1346〜1353年の欧州パンデミックを指して「黒死病」と呼びます。 人類史上最も死者の多いパンデミックとして記録され、ヨーロッパ人口の最大60%が命を落としたという。 その一方で、黒死病の原因となるペスト菌が、どこから欧州にもたらされたのかは不明でした。 しかし今回、イギリス・ドイツの研究チームが、14世紀に中央アジアのキルギスで死亡した7人のDNAを調査。 その結果、黒死病はキルギス周辺で発生し、そこからヨーロッパへ拡大したことが示されました。 研究の詳細は、2022年6月15日付で科学雑誌『Nature』に掲載されています。 The Most Likely Origin of The
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