米国の連邦下院議会で先週、自動運転の開発や規制に関する法案が小委員会を通過した。今年秋の法制化を目指す。ドイツや日本、中国など競合諸国に先駆けて、自動運転車の国内市場を育成するのが狙いだ。 後れをとる法整備 背景には、ここに来て勢いづいてきた自動運転の実用化(製品化)がある。 ドイツのアウディは先日、「レベル3」と呼ばれる自動運転機能を同社の高級セダン「A8」に搭載することを発表。このアウディと並んで、米ゼネラルモーターズ(GM)も来年発売する「キャデラック」にレベル3の自動運転機能を導入する予定だ。 参照)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52150 レベル3は高速道のみで利用可能。また道路状況や天候に応じて手動運転への切り替えを迫られるなど完全な自動運転ではないが、それでも所定速度以下でハンドルやアクセル、ブレーキなどから手足を離しての走行が可能に