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国会で審議が進む安全保障法案に対し、主要な経済団体は支持する考えを表明している。経済界が「集団的自衛権」を支持するのはなぜか。それは正しい進路なのか。日本総合研究所理事長の寺島実郎さん(68)に、経済界の思考の「源泉」と「変遷」についてきいた。 ――経済界で集団的自衛権の行使容認を求める声が多いのはなぜでしょうか。 根っこには「湾岸トラウマ」がある。1990年に湾岸戦争が起きたとき、日本は130億ドルも出したのに評価されなかった。これに対し、現場で汗をかき、さらに関与を深めるべきだという意見が経済界でも盛り上がった。 冷戦が終わり、日米安保のあり方を問い直すべき時期でもあった。そこで在日米軍基地が削減されると困る「安保マフィア」と呼ばれる人たちが集団的自衛権を持ち出した。日本は守ってもらうばかりで、日米安保は片務条約だと言い出した。 米国と接する機会が多い人ほど、そういう空気にさらされる。
自民党と連立を組む公明党の支持母体・創価学会の足もとで「異変」が起きている。安全保障関連法案をめぐり、学会関連の大学関係者や学会員の一部が公然と反対の声をあげたり、法案の白紙撤回を求める署名を集めたり。信仰と政治の間で葛藤を抱えながらの行動だ。 創価学会の池田大作名誉会長が創立した創価大と創価女子短大。教員や卒業生らが11日、安保法案に反対する「有志の会」を設立した。声明は戦時中に弾圧を受けて獄死した牧口常三郎・初代会長に触れ、「いかなる圧迫にも屈せず、民衆のために声をあげること。これこそが創価教育の魂」などとしている。13日現在、氏名を公開した学校関係者だけで200人以上が署名を寄せている。 呼びかけ人の一人で創価大非常勤講師の佐野潤一郎さん(50)は「憲法軽視は許せない」と感じていたが、公明党を公然と批判する声はほとんど聞こえてこなかった。やがてツイッター上で同じ考えの学校関係者とつな
「雪月花夕日便」えちごトキめき鉄道(新潟上越市)が7月27日~8月17日の土曜運行 リゾート列車の車窓から日本海に沈む夕日楽しんで
【ソウル時事】訪韓中の鳩山由紀夫元首相は13日、ソウルで開かれたシンポジウムで講演し、安倍晋三首相が14日に公表する戦後70年談話で、「おわび」の表現を盛り込むべきだと述べた。 鳩山氏は、村山富市首相談話で植民地支配に対する「反省とおわび」が明記されたことに触れ、「このような表現は、傷ついた国々の国民が『やめてもよい』と言う時期が来るまで、続けなければならない」と語った。
娘の通う都内の小学校では年に一度、富山県にある姉妹校と、互いの学校を行き来する交流を行っています。去年は東京の子どもたちが富山を訪れ、生徒や地元のみなさんに暖かい歓迎を受けたので、今年は東京で、富山の子どもたちを迎えました。歓迎式では、北陸新幹線に乗ってやってきたばかりの富山の子どもたちが、寸劇やスライドで、豊かな自然溢れる富山のこと、そしてこの交流の成り立ちとを、あらためて紹介してくれました。 この姉妹校交流はさかのぼること70年前、当時東京の学校に在校していた、いわば娘の大先輩たちが、第二次世界大戦の戦火を逃れ、富山の学校に学童疎開したことが発端となっています。突如親元を離れることとなった東京の子どもたちは、縁もゆかりもない疎開先の学校で大変良くしてもらったそうで、戦争が終わり、東京に戻ってからも、お世話になった富山の校長先生を卒業式に招くなど、行き来を続けてきました。その後70年とい
2015年8月12日夜、天津市浜海新区の化学薬品保管倉庫で爆発事故が起きた。日本の気象衛星ひまわりもその光を捉えたほどの巨大な爆発だ。 スマートフォンの普及も大きいのだろう。ネットユーザーが現場を撮影した動画、写真が次々と公開されて現地の「地獄絵図」が伝えられている。クレーターのような大穴が空いた事故現場、吹き飛んだ建物、窓ガラスがすべて粉々になったマンション、吹き飛ばされたコンテナ、黒焦げになった1000台もの車、道端に転がる黒焦げの遺体やちぎれた手足などの恐ろしい光景が映し出されている。爆発の規模を考えれば、完全に吹き飛ばされた犠牲者も相当数いるはずだ。13日夜時点で公式に確認された死者数は50人だが、最終的な犠牲者はこれをはるかに上回るものと予想される。 またSNSや中国メディアでは次々と被災者の声が伝えられている。 「爆音を聞いて、慌てて窓の外を見たら地獄が広がっていた。」 「死者
こんにちは、平和(ひらかず)いいます。おかげさまでこの8月15日に70歳になります。人間だったら古希ですよ。いやー、世界中ほかにも友達たくさんおんねんけど皆戦争になっちゃいましてな、ここまで長生きしてるの珍しいですわ。 わしがここまで元気できたんは、応援してくださる皆さんや世界の国々のおかげや、ほんま感謝してます。運もあると思いますけどな(笑)。 せやけどな、さすがによる年波で最近いろいろガタがきましてん、医者に診てもろうたんですけどな。なにやら「アンポカンレンホーアン」ちゅう薬だされましてな。「こんなん出ました」って皆に相談しましたら「そら脱法のヤバイ薬や、飲んだら死ぬで」みたいに言われましてな。「じゃあどないしたらええねん?」て訊いたら何やらいまいちはっきりせん。まぁとにかくこの機会にどうしたらワシが長生きするかキッチリ話し合ってほしいですわ。 自分でいうのもなんですがワシは大切ですぜ
私が子どもの頃、NHKの夜7時のニュースのトップ項目は、いつもベトナム戦争でした。大学生のお兄さん、お姉さんたちがいつもデモをしていて、巷(ちまた)ではこういう歌が流行(はや)っていました。 戦争を知らない子供たち(作詞:北山修 歌:ジローズ) 2番ではこう続きます。 若すぎるからと 許されないなら 髪の毛が長いと 許されないなら 今の私に 残っているのは 涙をこらえて 歌うことだけさ (「戦争を知らない子供たち」作詞:北山修 歌:ジローズ ) ベトナムに爆弾の雨を降らせているアメリカという悪い国に対して「戦争をやめて!」と訴える歌です。デモをしていたお兄さんたちも、同じ気持ちだったのでしょう。反戦平和。なんと美しい言葉! でも今はこう思います。 戦争は一つの国だけでするものではありません。必ず相手がいるのです。ベトナム戦争は、アメリカ+南ベトナム政府軍と、北ベトナム+南ベトナム国内のゲリ
働けば暮らしが良くなる――そんな時代が、わたしが生まれる少し前まではあったらしい。わたしにとってはカンブリア紀とほぼ同等の現実味ですが、われわれ30代を「夢がない」だの「覇気がない」だのと好き勝手に評してくださる年長者は、いまだその幻想の中に生きているようです。 少なくともわたしには、大きな野望と呼べるようなものはなく、会社員兼文筆家としてもそこそこ楽しく仕事をし、休日には旅行したりレイトショーで映画を観る暮らしがずっと続けばいいなと思っています。今やそれこそが、大きすぎる望みなのかもしれませんが。 映画といえば、先日3回目の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観てきました。核戦争後の世界で、独裁者イモータン・ジョーが支配する砦を女戦士フュリオサとジョーの妻たち、そして巻きこまれ系の主人公マックスがぶっ潰すお話です。 ジョーは悪役というよりむしろ有能な為政者で、短命な兵士にも信仰を与え
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