GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)が占有しているデータ量は世界全体の20%に満たないとの見方がある。各国が規制に乗り出し、データ収集やビジネスモデルは限界に近づいている。世界にはまだ手つかずのデータが80―90%残されている。データビジネスは、これからが本丸だ。 日本の製造業は最高の技術を持ち、フィジカル(現実世界)領域に大量のハードを供給してきた。次の時代、これが強みになる。これまでに発明された現実世界の技術は、サイバー技術よりもはるかに難しい。 GAFAのようなサイバー企業は発電所や自動車などハードから生み出されたデータを喉から手が出るほど欲しがっているが、うまく扱えないはずだ。 日本の製造業の要素技術は世界一。フィジカルの強さを維持し、デジタルトランスフォーメーションを進め、ビジネスにつなげれば十分な勝機がある。 東芝は昨年11月、今後5年間の中期計画「東芝Ne
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