生態学者のバーバラ・クランプ氏は、別の研究プロジェクトの最中、シドニーのチャーリー・バリ保護公園で、オウムたちが水飲み場で水を飲むために列をつくっているのを発見した。(VIDEO BY B. KLUMP ET AL/BIOLOGY LETTERS 2025) オーストラリアに暮らすオウムの仲間のキバタン(Cacatua galerita)が「鳥頭」という言葉に新たな意味をもたらしている。数年前、キバタンはごみ箱を開けて餌を探すようになり、最終的に、この行動は何十もの地域に広まった。そして今、シドニーのある公園で列をつくって順番を待ち、水飲み場の水道から直接水を飲むようになったと、2025年6月4日付けで学術誌「Biology Letters」で報告された。 「この鳥はいつも私を驚かせてくれます」と、論文の筆頭著者でドイツ、マックス・プランク動物行動研究所の行動生態学者バーバラ・クランプ氏は
