ことし4月の消費税率の引き上げで「一円硬貨」の利用の拡大が見込まれることから、広島市にある造幣局広島支局は、流通向けの「一円硬貨」の製造を4年ぶりに3日から再開しました。 「一円硬貨」と「五円硬貨」は電子マネーの普及などで需要が減ったことから、市中に流通させる新たな硬貨の製造が停止されていました。 しかし、ことし4月の消費税率の引き上げで1円単位の値上げが増えるなどして利用の拡大が見込まれるため、広島市佐伯区の造幣局広島支局で3日から「一円硬貨」製造が再開されました。 工場の職員は、機械が順調に動いていることを確認しながら「一円硬貨」を次々と製造し、硬貨に傷がないかなどを慎重に調べていました。 造幣局広島支局が、収集家などに販売する貨幣セットを除き、流通向けの「一円硬貨」を製造するのは平成21年度以来、4年ぶりで、今年度中におよそ2500万枚を製造する予定です。 造幣局広島支局の神波俊治総