思わず「萌え〜」となってしまうような、カワイイキャラが登場する「美少女ゲーム」。『ときめきメモリアル』や『サクラ大戦』などを生み出してきたこの人気ジャンルに対して、最近「ゲーム」であるにも関わらず、「ゲーム性」を失っているのではないかという指摘がある。 こう指摘するのは、哲学者であり評論家でもある東浩紀氏によれば、「美少女ゲームのインタフェースは、『萌え絵の静止画』『背景CG』『テキスト』の3つだけで、ここ10年でほとんど進化していない」(IT総合情報ポータルサイト『ITmedia』に掲載された記事)とある。PC技術は日々進化しているというのに、なぜ美少女ゲームは停滞しているのか・・・。同氏いわく、「キャラクターを動かしたり、グラフィックスを緻密に描きこんだり、プレイヤーの自由度を高めたりすると、かえってプレイヤーからの反発を買うから」ということらしい。 一般的なゲームユーザーからしてみれ