日経ビジネス10月17日号の特集「未来を拓くニッポンの100社」では、この10年、世界で活躍するであろう企業を取り上げた。予測が難しいこの先の10年だが、大企業の多くにとって、海外市場の攻略は避けて通れない道だろう。 そこで企業に求められるのが、グローバル化だ。外国人の採用枠を増やしたり、英語を社内公用語にしたりするなど、いろいろな取り組みで「国際標準化」を果たそうとしている。 今年4月に創業以来初めて外国人のトップをすえたオリンパスも、さらなるグローバル化に向けた大胆な取り組みをしたはずだった。ところが、そのマイケル・ウッドフォード氏が半年という短さで社長職を解任されてしまった。 菊川剛会長(当時、10月26日付で代表権のない取締役に)が会見で発表した解任理由の1つに「日本の経営文化が理解されなかった」という点を挙げた。変革を求めて外国人をトップにすえたのだと思っていた矢先に、「日本の経