フォルクスワーゲンのミュラー会長は、ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題を受けて、対象となった車両のリコールを来年1月にも開始するという見通しを明らかにしました。 この中でミュラー会長は、不正の対象になった世界で1100万台に上るとされる車両のリコールについて、「計画どおりに進めば来年の1月に開始し、来年の年末にはすべての対応が終わるだろう」と述べ、早ければ来年1月にも開始するという見通しを示しました。 ミュラー会長は、ほとんどの車両は、ソフトウエアの更新で済むものの、一部はエンジンの改修が必要になると指摘する一方、改修による走行性能への影響については、最高速度が時速3キロから5キロ遅くなる程度だと説明するにとどまりました。 また、今回の不正に経営陣が関与したかどうかについて、「エンジンの開発は複数の部署が関わる複雑な過程を経て進められ、通常、経営陣が直接関わることはない」と