大手IT企業の「ディー・エヌ・エー」は、ドライバーが操作しなくても自動的に走行する自動運転タクシーの2020年の事業化を目指し、29日から神奈川県藤沢市で住民を乗せて実証実験を始めました。 会社は事業化に向けた課題を確認しようと、29日から、ロボット産業などを推進する国家戦略特区に指定されている神奈川県藤沢市で住民を乗せて実証実験を始めました。 実験では、地元のお年寄りらがスマートフォンやパソコンなどで配車を予約し、その後、自動運転のタクシーで市内のスーパーまで移動します。 車は搭載したカメラやセンサーなどで現在の位置や周りの状況を確認し、自動的にハンドルやブレーキを操作します。ただ、安全に万全を期すため運転席と助手席には実験の担当者が乗り、緊急の際は人による運転に切り替えます。 今回の実証実験は来月11日まで行われ、会社側は、自動運転のタクシーが周りの車両や歩行者の動きを的確に把握できて