ここ四半世紀、いろいろ買ったスマートウォッチ系腕時計の数をキチンと数えたことはないが、筆者一人でもかなりの業界貢献度だと信じて疑わない。 もう昨今のスマートウォッチには十分懲りたはずだが、今回、「S99」なる“中華スマートウォッチ”を某ウェブサイトのニュースで垣間見て、さしたる期待もなく衝動買いしてしまった。 ところが皮肉なもので、中一日で速攻で届いたS99は、これぞガジェットユーザーがまさに夢にまで見た変態スマートウォッチだった。 いや、本来、25年前にスマートウォッチの未来を目指して国産の腕コンピュータが競って登場した頃は、まさにS99のようなモノを目指していたに違いない。それがいつの間にか、スマホのコバンザメのようなアンパイ路線商品に変わり果てたに過ぎない。 スマホに頼らず自立するスマートウォッチ「S99」 S99は、お世辞にもセレブとも豪華とも言えないシンプル過ぎる黒いボール紙のパ