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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (12)

  • 活字中毒R。:「ゆとり教育世代」への質問、「あなたは30年後、どういう夢を抱いてますか?」

    『新・資論』(堀江貴文著・宝島新書)より。 【堀江貴文:僕、最近、もうひとつ大きな視点で見ていて、ゆとり教育っていうものの弊害が当に出始めてるっていうのがあるんです。知り合いの新卒を採用してる会社では結構な問題になっているんですけど、今年から大学の新卒はゆとり教育世代が10年間続く、と。 で、実際に採用活動をやってみると、一人も採れてない。なんで採れないかって質問したんですよ。そうしたら、最終面接みたいなところで、「あなたは30年後、どういう夢を抱いてますか?」みたいなことを訊ねると、「笑顔」って答えてくるらしいんですよ。 インタビュアー:気で笑顔って言ってるんですかね? 答えに窮してとかじゃなくて? 堀江:だから、「笑顔って何?」って聞くと、「いや、なんか、家族とか周りの人たちがみんな笑顔でいられるようになりたい」って言う。 インタビュアー:ああ、気なんですね。ただ、まあ、いま風

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    yamikuro1226 2009/09/02
    「あなたは30年後、どういう夢を抱いてますか?」みたいなことを訊ねると、「笑顔」って答えてくるらしいんですよ。/「30年後の未来に、自分が『笑顔』でいることくらいの夢しか持てない、絶望の世代」
  • 活字中毒R。:「ネットをやっている人間はバカになる」

    オタク論2!』(唐沢俊一・岡田斗司夫共著・創出版)より。 (「オタク」について、唐沢さんと岡田さんが雑誌『創』に連載されていた対談を単行にまとめたものです。雑誌に掲載されたのは2008年2月・3月号で、当時岡田さんは「いいめもダイエット問題」によって批判されていました) 「いいめもダイエット問題」については、こちら(「岡田斗司夫さん、ダイエットサイト閉鎖問題で釈明」(MSN産経ニュース)を御参照ください。 【岡田斗司夫:どうしてこういうこと(「いいめもダイエット問題」についてのネット上への岡田さんへの批判)になるのか、考えてみたんです。自分がここまで叩かれなかったら、こんなに真剣に考えなかったでしょうね。その意味ではいい機会でした。わかったことはね、彼らは「反証責任は岡田にある」と思っているんですよ。つまり、「疑いがかけられた」とか「今叩かれだした」とすると、「言われた人は反論するはず

  • 「なぜだ? おまえは自分の評価をしすぎるよ」 活字中毒R。

    NHK「トップランナー」仕事がもっと面白くなる「プロ論」30』 (NHKトップランナー制作班著・知的生きかた文庫(三笠書房)) より。 (NHKのインタビュー番組『トップランナー』のダイジェストを文庫化したものです。映画監督・行定勲さんの回から。「」内は行定さんの発言です) 【行定勲は1968年8月3日、熊県生まれ。郷里の高校を出て上京し、テレビ映像の専門学校に入った。初めて現場を見たのは、堤幸彦が撮っていた田美奈子のプロモーションビデオの撮影だった。そのとき、堤に手伝わせてもらえないかと頼んだところ、運転免許証を持っているかどうか聞かれ、「ある」と答えると、次の日から制作部の車両部になり、機材を運ぶ車の運転手になった。そして、ある制作会社に寝泊まりしながら仕事を覚えていく。 「最初に現場を見たときはわけがわからなくて、何もできませんでした。車だけ運転していればいいと思って、しばらく

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    yamikuro1226 2009/05/19
    何かをやろうという場合には、あまり「自己評価」を信じすぎないほうが良いのかもしれませんね。最終的には、イヤでも他人が評価してくれるわけですし。
  • 活字中毒R。―村上春樹「ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思う」

    『文藝春秋』2009年4月号の村上春樹さんへの独占インタビュー「僕はなぜエルサレムに行ったのか」より。 (2009年2月15日にイスラエルでエルサレム賞を受賞され、「壁と卵」のスピーチをされた村上春樹さんへの独占インタビューへの一部です。引用部はすべて村上さんの発言) 【ネット上では、僕が英語で行ったスピーチを、いろんな人が自分なりの日語に訳してくれたようです。翻訳という作業を通じて、みんな僕の伝えたかったことを引き取って考えてくれたのは、嬉しいことでした。 一方で、ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思うのは、ひとつには僕が1960年代の学生運動を知っているからです。おおまかに言えば、純粋な理屈を強い言葉で言い立て、大上段に論理を振りかざす人間が技術的に勝ち残り、自分の言葉で誠実に語ろうとする人々が、日和見主義と糾弾されて排除されていった。その結果学生運動はどんどん痩せ細って教条的

  • 活字中毒R。

    『YouTubeにまつわるスゴイ数字』へはこちらからどうぞ。 『悪党の金言』(足立倫行著・集英社新書)より。 (内田樹さん(神戸女学院大学教授・フランス文学研究者・エッセイスト)に足立倫行さん(ノンフィクション作家)がインタビューしたものの一部です。内田さんの一人娘・るんさんに関する話題から) 【足立倫行:るんちゃんと暮らしている頃、料理や洗濯は全部内田さんが? 内田樹:そりゃそうです。小さいから。 足立:いや、中学生、高校生になれば。 内田:「お父さん代わろうか」と言ってくれる日がいつか来るだろうと思って待っていたけれど、ついに来なかった(笑)。でも僕は、娘と二人で暮らして、初めて自分が「人間なんだ」と思い知らされました。 足立:と言うと? 内田:それまで僕は、自分を軽佻浮薄な現代人の典型と思っていたんです。薄情で、計算高くて、利己的で。けれど日々娘の面倒を見ていると、少しずつ献身的にな

  • 活字中毒R。-「所詮、『忙しさ』なんてその程度のものだ」

    『工作少年の日々』(森博嗣著・集英社文庫)より。 (「忙しさとは」というエッセイの一部です) 【そうだ。今日は、飛行場の草刈りだった。これも一般に意味が通じないと思うので説明しよう。ラジコン飛行機のクラブに入っている。あれは、スネ夫君みたいに住宅街の空き地や公園で飛ばせる代物ではない。道路も人家も近くになく、とてつもなく広い場所が必要で、それでも万が一の事故に備えて保険に入るくらいなのである。僕は三重県にあるラジコン飛行機のクラブに入っている。もう20年近くそこのメンバだ。高速道路を飛ばして1時間ほどかかるところにクラブが管理する模型専用の飛行場があって、周囲は田園と川、滑走路は長さ100メートル幅20メートルほどの一面の芝。その周囲の雑草を年に2回刈る。このイベントが「飛行場の草刈り」である。 メンバは、この草刈りには絶対に欠席できない、というルールがあって、どんなことがあっても行かなけ

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    yamikuro1226 2009/01/01
    忙しさについて
  • 活字中毒R。 - 「この業界で成功するには、一に体力、二に人柄、三四がなくて、五に才能」

    『週刊SPA!』2008/12/2号(扶桑社)の鴻上尚史さんのコラム「ドン・キホーテのピアス・693」より。 【大学時代、テレビで久米宏さんが「この業界で成功するには、一に体力、二に人柄、三四がなくて、五に才能」と言うのを聞いて、体の力みがスーッと消えたことがありました。 その当時の久米さんは、歌番組やバラエティー番組を飛ぶ鳥を落とす勢いで司会していましたから、「ああ、この人でもそう思っているんだ」とほっとしたのです。 その当時の僕は、劇団を旗揚げしたばかりで、「自分には才能があるのか。ちゃんとした作品を書けるのか、ナイスな演出ができるのか」と、見えないものだけを心配していましたから、「なんだ、まずは体力なんだ。で、次が人柄なんだ。才能は、そのずっと後なんだ」と思っただけで、うんと楽になったのです。 体力は、目に見えることですから、周りが睡眠不足で音を上げても、踏ん張ればすむ話でしたし、人

    yamikuro1226
    yamikuro1226 2008/12/05
    「当たり前のことを、当たり前にやり続ける」ことができる人って、本当に、ごくごく一握りだけであり、「成功」する人というのは、その「難しさ」を理解できる人なのでしょう。  でも、頭では「理解」しているつもりでも、それを「実行」するというのは、またさらに高いハードルなんだよなあ……
  • 活字中毒R。 - 本物の科学者は「現代の科学では説明できない」とは言わない。

    『「科学的」って何だ!』(松井孝典・南伸坊共著/ちくまプリマー新書)より。 (「科学」についての松井孝典さん(惑星科学者・東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)と南伸坊さん(イラストレーター)の対談をまとめた新書の一部です) 【南伸坊:「科学にも限界がある」ということが、昔から言われていますよね。「限界がある」というアナウンスのほうが大きくなって、「現代の科学では解明できない」ってオカルト派得意のフレーズがあります。「そうだよ、科学では解明できない不思議なことってあるんだ」っていう。だからスピリチュアルとかがはやるのは、人々の科学者への対抗心みたいな心理があって、「科学ではわからない世界」という土俵にもっていきたいんです。 松井孝典:それはどうですかね。南さんがおっしゃったこと自体の中に矛盾がありますよ。 南:え? そうですか。 松井:素人の人は残念ながら絶対にその境界に行けないんです。

  • 活字中毒R。

    『ドラえもん学』(横山泰行著・PHP新書)より。 (「第3章 あらすじで読むドラえもん」のなかで紹介されている「のび太の結婚前夜」のあらすじ) 【劇の稽古とも知らずに、しずちゃんと出来杉が演じる白雪姫のラストシーンを目撃したのび太は、顔を真っ赤にして「わ〜っ!! 手なんかにぎっちゃってや〜らしいやらし〜い」と、いつものように嫉妬の炎を激しく燃やす。「それにしても……。まるでほんとみたいだったなあ。このままだと、しずちゃんを出来杉にとられるのではあるまいか」とクヨクヨ考え込むのび太に、ドラえもんはタイムマシンに乗って結婚式を見てくるように勧める。 ついに重い腰を上げ、未来に向かった二人。結婚式場であるプリンスメロンホテルに到着すると、急ブレーキをかけながら車を乗りつけ、大慌てで駆けこんでいくお婿さんののび太を発見する。受付で式場を尋ねると、返ってきた答えは「野比のび太さまと、源静香さまのお式

  • 活字中毒R。

    『新宿駅最後の小さなお店ベルク』(井野朋也著・P-Vine BOOks)より。 (「都心の超ど真ん中(新宿駅東口改札から徒歩15秒)にある15坪の個人店『ベルク』」の店長・井野さんが『ベルク』の歴史や店のこだわりを書かれたの一部です) 【経営者が現場の最前線に立って店をまわすことを、私たちは「現場主義」と呼んでいますが、それにはプラス面とマイナス面とがあります。両面があるというより、経営者によって、うまくもいけば裏目にも出るということですね。私自身、現場をアルバイトにまかせた方がいいと思うことがあります。 バイトスタッフは、余計なことを考えないので、わりきって働いてさえもらえれば、かえって経営者よりいい接客をするからです。 例えば4人席と1人客が陣取っているのを見ると、経営者はそのお客様をつい別の席に移動したくなります。それをマニュアル化して、スタッフにやらせているところもあります。確か

    yamikuro1226
    yamikuro1226 2008/10/26
    管理とは、まさに「面倒事を想定して、事前に回避しようとすること」ですね。接客とは相反するものです。
  • 活字中毒R。

    『営業と詐欺のあいだ』(坂口孝則著・幻冬舎新書)より。 【信頼を形成するために、セールスマンがお客について知るべきことは三つです。 ・「お客の属性」……どんな組織に属する、どんな立場の人か ・「お客のセンス」……どんな能力・才能・趣味・タイプの人か ・「お客の敵」……どんな人間関係を持った人か この三つを、自分は知っている、分かっている、と思わせればお客と信頼関係を形成することができます。「お客の属性」は当然として、「お客のセンス」と「お客の敵」については説明が必要でしょう。 他人のセンスなどというものを、どうやって知るのか。私は、「この人は分かってくれているな」とお客に思い込ませればよい、と言いました。では、どうやって思い込ませるのか。 早い話が、その人を褒めるのです。 想像してみてください。あなたがどこかのブランド時計の新製品を腕につけていたとします。どちらのセールスマンに好印象を抱く

    yamikuro1226
    yamikuro1226 2008/10/23
    モノだけを褒めるくらいなら、まず、「それを選んだ人のセンス」を褒めてみるべし。
  • 活字中毒R。 - 「積極的な人と消極的な人は、ただ、『理解の仕方』が違うだけなのだ」

    『間の取れる人 間抜けな人』(森田雄三著・祥伝社新書)より。 (イッセー尾形さんの演出家である森田さんが、「人との間のとりかた(=上手なコミュニケーションの方法)」について書かれたの一部です) 【見知らぬ他人と偶然のように話が弾む秘訣は、ここにある。共通地盤を探すコツさえ掴めれば、さほど難しいことではない。「駅前に映画館がある街ですね」、「立派なケヤキの木だね」、「小川が音を立てて流れてましたよ」。その土地の固有さを言葉にすれば、自分も相手も落ち着いたペースに立てる。 無理して話題を作ろうとして、たとえば相手がプロ野球ファンだからといって「阪神は強いですね」などと、その話に合わせたら、ゴマスリであってコミュニケーションとはいわない。聞き手も話し手も窮屈になるだけだ。 「話し上手」な人は、どんな話題にもそつなく受け答えできるというイメージがある。コミュニケーションのノウハウの受け売りだろ

    yamikuro1226
    yamikuro1226 2008/10/01
    世の中というのは、僕のような「見るタイプ」には何かと生きづらいものではあるんですよね。世の中を支えているのは、どちらかというと「見るタイプ」だと思うんだけどなあ。「見る人」がいなければ、「やる人」だっ
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