タグ

ブックマーク / keisobiblio.com (7)

  • 掌の美術論 <br>第8回 美術史におけるさまざまな触覚論と、ドゥルーズによるその創造的受容(前半) - けいそうビブリオフィル

    この連載では、数回前から美術史的著述における「触覚」をめぐる議論について辿り直している。辿り直す、といっても、それらの諸議論はわかりやすい一の系譜を成しているわけではない。それぞれの著者は、別の著者の「触覚」の議論と共通の知識や前提から出発している場合もあるのだが、そこからどのように作品分析に展開していくのか見ていくと、この連載の他の記事でも述べてきたように、驚くほどの多様性に満ちていることがわかる。過去の「触覚」の議論を承けていることを明らかにしている著述でさえ、具体的な作品分析を通して、別の議論を生じさせていく。気づけばそのロジックは、影響源となったはずの著述におけるロジックとは別のものになっていく。過去の触覚論を辿り直すことで浮かび上がるのは、「系譜」と呼べるような大きな幹を持たない諸議論のつながりと対立である。それは一の幹から派生する枝葉の構造というよりも、縦横無尽に広がりなが

    掌の美術論 <br>第8回 美術史におけるさまざまな触覚論と、ドゥルーズによるその創造的受容(前半) - けいそうビブリオフィル
  • 【あとがきたちよみ】 ナンシー・スタンリック 著、藤井翔太 訳『アメリカ哲学入門』 - けいそうビブリオフィル

    あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひの雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 ナンシー・スタンリック 著 藤井翔太 訳 『アメリカ哲学入門』 →〈「日語版への序文」/「訳者解題」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報・オンライン書店へのリンクはこちら〉 *サンプル画像はクリックで拡大します。「訳者解題」文はサンプル画像の下に続いています。 日語版への序文 私が『アメリカ哲学入門』〔の原著〕を執筆した二〇一三年のアメリカ社会を振り返ってみると、現在の、あるいは二〇一六年以降のアメリカ社会とは、かなり異なったものだったように(私には)思われる。二〇一六年以前の数年間、「希望〔hope〕」という言葉は単なる流行語(バズワード)ではなく、アメリカアメリカ国民が目指すべき理

    【あとがきたちよみ】 ナンシー・スタンリック 著、藤井翔太 訳『アメリカ哲学入門』 - けいそうビブリオフィル
  • 「認識論はいまどうなっているのか?」/戸田山スケッチブック大公開~下の巻~ - けいそうビブリオフィル

    2020年10月25日に、上枝美典著『現代認識論入門』https://www.keisoshobo.co.jp/book/b524661.htmlとジョン・グレコ(上枝美典訳)『達成としての知識』https://www.keisoshobo.co.jp/book/b529164.htmlの刊行を記念して、屋B&Bの主催にて行われたオンラインイベント、上枝美典×戸田山和久×伊勢田哲治「認識論はいまどうなっているのか?――過去、現在、そして未来へ」。 上枝美典先生の対談相手として、『現代認識論入門』が刊行されるまで長らく日で唯一の認識論の入門書だった『知識の哲学』の著者である戸田山和久先生、また司会として『認識論を社会化する』の伊勢田哲治先生をお招きし、非常に豪華な顔ぶれで認識論について語り合う鼎談となりました。 このなかで、戸田山先生が『現代認識論入門』の読みどころをスケッチブックに書い

    「認識論はいまどうなっているのか?」/戸田山スケッチブック大公開~下の巻~ - けいそうビブリオフィル
  • ヴァーミュール『リスクの立憲主義』合評会 後編 - けいそうビブリオフィル

    2019年12月刊行、エイドリアン・ヴァーミュール(吉良貴之訳)『リスクの立憲主義 権力を縛るだけでなく、生かす憲法へ』(https://www.keisoshobo.co.jp/book/b491626.html)合評会(2020年7月開催)の記録、後編です。書の位置づけ、憲法学の潮流等、より広く、より深くお読みいただく機会として、合評会に参加した気持ちでご一読ください。[編集部] ■現代憲法学を顧みる:岡田順太(憲法学) 1 はじめに 今回提示されたヴァーミュールの議論について、わが国の憲法学を「顧みる」契機となるという認識から若干のコメントを行う。全体的な感想やわが国の憲法学に与える示唆などを述べた後、(およそヴァーミュールが想定していない)今日的な日政治課題を3点取り上げて疑問点を提示する。 2 予防的立憲主義と最適化立憲主義➖顧みるツールとしてのヴァーミュール (1)憲法学

    ヴァーミュール『リスクの立憲主義』合評会 後編 - けいそうビブリオフィル
  • あとがきたちよみ/『ナッジ!? 自由でおせっかいなリバタリアン・パターナリズム』 - けいそうビブリオフィル

    あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひの雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 那須耕介・橋 努 編著 『ナッジ!? 自由でおせっかいなリバタリアン・パターナリズム』 →〈「目次」「はじめに」「各章冒頭」「おわりに」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報・オンライン書店へのリンクはこちら〉 *下記に「はじめに」と「おわりに」を掲載しましたが、上記リンク先のpdfファイルでは目次頁にくわえ、各章冒頭も公開しております。 また、編者の那須耕介さんが、一部書執筆者への依頼時におこなった対談連載もあわせてぜひお読みください。→→【めんどうな自由、お仕着せの幸福─ サンスティーン先生、熟議のお時間です!】けいそうビブリオフィル(https://keisobiblio.com/au

    あとがきたちよみ/『ナッジ!? 自由でおせっかいなリバタリアン・パターナリズム』 - けいそうビブリオフィル
  • あとがきたちよみ/『道徳的な運 哲学論集一九七三~一九八〇』[双書現代倫理学] - けいそうビブリオフィル

    あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひの雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 バーナード・ウィリアムズ 著 伊勢田哲治 監訳 『道徳的な運 哲学論集一九七三~一九八〇』[双書現代倫理学] →〈「解説・各章解題」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報はこちら〉 解説・各章解題 伊勢田哲治 書はBernard Williams (1981) Moral Luck: Philosophical Papers 1973-1980. Cambridge University Press の全訳である。以下、書の位置づけについて概観したあと、各章の解題を行う。なお、解説・解題の記述においては、Stanford Encyclopedia of Philosophy 内のS. G.

    あとがきたちよみ/『道徳的な運 哲学論集一九七三~一九八〇』[双書現代倫理学] - けいそうビブリオフィル
  • あとがきたちよみ『現象学入門』

    哲学・思想、社会学、法学、経済学、美学・芸術学、医療・福祉等、人文科学・社会科学分野を中心とした出版活動を行っています。 あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひの雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 ステファン・コイファー、アントニー・チェメロ 著 田中彰吾、宮原克典 訳 『現象学入門 新しい心の科学と哲学のために』 →〈「序」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報はこちら〉 序 現象学とは、1890年代にエトムント・フッサールによって始められ、今日でも実践されている緩やかなまとまりをもった哲学的伝統である。ただし、現在の現象学的研究の実例のなかには、もはや現象学という名称を用いていないものもある。現象学の伝統は歴史があるくらいには古いため、そこには奇妙、古風ないし時代遅

    あとがきたちよみ『現象学入門』
    yanoz
    yanoz 2018/08/03
    “ステファン・コイファー、アントニー・チェメロ 著 田中彰吾、宮原克典 訳 『現象学入門 新しい心の科学と哲学のために』”
  • 1